浸透圧(as Wiki事典)



浸透圧というのは、そーだなぁ、仕組み的なことは難しくてよくわからないのですが(前に書いたエントロピーの増大に似ている気もするけども)、要するに濃い水と薄い水が、水を通す膜を挟んで存在していれば。
濃度が近しくなっていく。


例えば塩分が薄い水から、濃い水の側に膜を通して水分が移行するのだと。
Wikipedia浸透圧




いやなに言ってんだかわかりませんねそーですね。
私も多分、事態を把握してないとこの説明じゃわかんねぇよ!(正直者)


というわけで、とっとと具体例に移りマス。


ここで語られるのは、そもそも魚なんですが。
魚はそもそも、≪浸透圧≫を利用して生きています。
それは真水に棲む場合も、海水(塩水として捉える)に棲む場合も同じです、ただ利用する構造が違うだけで、中にはその構造を切り替えることが出来る魚もいたりしますし(急には無理)。




なにに利用しているのかといえば、呼吸。
水の中にはそもそも酸素が溶け込んでいるものなのですが、体内に水分をどんどん取り込まないと呼吸が出来ないんですね、彼らは。
人間は水から酸素を取り出せませんので水に溺れますが、魚は逆。


人間以下陸の生物は水に溺れる、というより、水のせいで空気が枯渇することによって溺れるのですが。
魚の場合は、空気があると水がなくなってしまって呼吸困難。
完全に逆です。
なかなか難儀なものですね、将来魚と話をする時に備えてそのような根本的な違いから偏見をしな(馬鹿話省略)。




さて、体液というのもそもそも濃度があるのですが(塩分)。
魚の皮は水を通す仕組みになっています、わりと基本的に。例外も有り。
そーだな、ちょうど、海水と真水の中間くらいの濃度であったはずです、私の記憶が正しければ(なんの真似だ)。


さてそーなると、どういうことが起こるのかというと。


海水魚/体液が周囲よりも濃度が薄い
淡水魚/体液が周囲よりも濃度が濃い


ということで上の海水魚は? というところでえーとえーとと考えて下さい、別にその組み合わせまで覚える必要はないと思います、全体的な説明だけで。
ていうか私もすぐにはどっちかわかんないよ!(威張るな)




つまり、海水魚は体液の中の水分が、体の表皮を通して海水中に流れ出していってしまうことになり。
体液内・水分(濃度薄)→海水(濃度濃い)


淡水魚は外から、体液を薄めるための水分が体内へ。
淡水・水分(濃度薄)→体液(濃度濃)




どちらも外界との水の出入りがあることだけ把握しておいて下さい。
ここはそれだけでおっけー。


で、どっちのことも想像してみると、かなりヤバい状態なんではないかと思うわけですよ、淡水魚は放っておくとパンパンに膨らむし(かわゆい)(残酷な!)。
海水魚は放っておくとぺしゃんこです、可愛くない。待てや。


ここで登場するのは鰓です、漢字が難しいのでエラで問題なしです。
この本来地味っぽなエラが、水を体外に排出したり(淡水魚)、水を体内に取り込んだりすることが出来るわけです(海水魚)。
淡水/海水の両方で生きることが出来る(ただしゆっくりと順応)魚ってのは、要するにこのエラの機能を切り替えることが出来るということですね。




むしろこのおかげさんで、体内を常に水が廻ります。
この場合の例外は、アンモニアを基調とした体液を持つサメの類。
浸透効果は起こらず、同じ体液をぐるぐると体内を廻しているそーですヨ(だから肉が臭い)。
多分泳ぎ続けてないと死んでしまうってのもそれでじゃなかったかな。多分口から水を体内よ取り込んでいるのじゃなかったかなと。


ちなみに、一度チェックしてみたら、二箇所で完全に取り違えていたのは秘密の方向で!
えーと、濃度が薄いほうから濃度が濃いほうに、と(ぶつぶつぶつ)。