森を喰らう。

改めて言うまでも特にはないんでしょうが。


植物は二酸化炭素を吸って、酸素を吐く生き物ではないわけですわ。
光合成ってのは、二酸化炭素から炭素を取り出す作業に過ぎませんです、んで炭素をなにに使うかっていうと。
呼吸してエネルギーを作り出したりとかですよ。


酸素を吸って二酸化を出す≪呼吸≫。
生物がほとんどやってるこれは、炭素を燃やしてんだな。
燃やすと温かくなるでしょ、それをゆっくりやってんのが呼吸。




あと、やっぱり炭素なんで、生物の体を作る基礎なんで、体を作ったりするのにも使われたりするわけです。
海の代表格が珊瑚だね、大理石なんかもその成れの果て、ありゃ炭素製だ。
陸、てゆーか森の代表格は、もちろん木本体。


木が減ったかて、今日明日中に二酸化炭素が倍増するー、なんてことは実はないんだけれども(やっぱり呼吸に使うのも多いし)、長年炭素を編み編み生成してきた木をぱーっと燃やせば。
まあ、どうなるかは理解できると思います。


・「燃やさんければいいの?」
という疑問があるかもしれんので、蛇足しておくと。
放っといて腐るのもそれなりに不味いっす、あむあむ細菌に食べられて呼吸に使用されてしまってるわけで、二酸化炭素出ます。




森林破壊の例としましては。


・「燃料として利用される。」
これは中国の話がわりと最近もあるし、なんと紀元前から森林破壊やってますあの国、食い詰めると大変なことになるからなぁ。;


・「製鉄。」
これは都市の破滅の原因に何箇所かでなってますはず。
簡単に言うと自然界にある鉄には不純物が多い、そこから使える鋼鉄を取り出すには、温度が高ければ高いほど良いんですわ。
これもわりと古い話、現在は森林伐採以外の話とつながりますが。
(石油石炭燃料ですな。)


最近の例としては。
・「紙」、「建築資材」などが挙げられますかね、必要材料。


あとは。
・「焼畑。」
これは昔ながらのやり方ではなく〜、という言い回しをしてるところが多いですね、ごたごたした説明を避けると。
痩せた土地で無理に人間を養おうとするために、生きた森を燃やし、その灰を高価な合成肥料の替わりにしているのですわ。
悲しいことに、あんま持ちません、これ。


・「エビ。」
ちょっと有名な話です、多分日本以外。
日本人に売って小金にするために、エビの養殖池を作らなくてはなんないらしいんですが、それに邪魔だから森を焼き払っちまうんだそーです。
マングローブ植林、て聞いたことありますかね。
あれももともとこの辺の絡みらしく、このせいで失われた森の回復という意味あいなのだそうな。


しかし生きるためだなぁ、、、ほとんどが。