#12 来訪者(前編)

すごく正直、前々から匂わされていた薪さんと“親友”の顛末というか、なにがあったか、ということが始めて明確に語られたのですが、なんつーか、、、これだけ? と思っちゃったの私だけではないですよね。かつての親友が連続殺人犯の頭を見て、そのデータを全て破棄しようとシステムを破壊しようとして。
それを止めようとして薪さんが彼を射殺、というのはうーん。
なにもそこまで、とは思わないでもないものの、別に薪さんが悪いとも思わないし、親友を殺したということ事態はどんなきっかけでも辛いに決まっているし。まあ、もうちょっとさっくり誰かが青木くんにこの件を教えてくれててもいいよな、という話ではありましたが。
(つーか、まだなにか隠れているっぽいのかな? その辺よくわからん。)


今回の事件は9人の少年がほとんど一日のうちに連続して自殺、その原因を調べる、という内容で、わりと簡単に経歴の中から少年院に同じ時期に入所していたよ、ということが判明、それぞれの死因としては自分がもっとも恐怖に感じる映像を見。
そこから逃れようとしての死、ということになるようです。
ちゅーか、普通の捜査だとまずありえないとは思うんですが、彼らが「幻覚」を見ていても皆、ごく当り前のこととして捉えてるんですよね。なんつーのか、幽霊を信じているということでもなく、それを現実の視覚として作り出す人間の脳の働きに慣れている、ということになるのかなぁ。
で、薪さんはその中で一人顕著な反応を見せる青木さんを叱りつけ、引き摺られるのならば辞めたほうがいい、とまで。しかしまあ、厳しいというか、それもそれでわかるよね。
本当に見なきゃならないのは、その奥にあるものだ、と言われて奮起するのですが。