#3 トップシークレット(後編)

ざっくりと言い切ってしまえば学生時代に奥さんに会って恋愛結婚して、その後大統領まで上り詰めるような一直線一筋の政治家生活を歩み続けてきていて、可愛い娘にちょっといい感じの青年が出来たところでその青年にときめいたって。
そしてその写真を財布に入れて、自分が刺されていても破いて捨て、命に代えてその気持ちを隠そうとしたって。いくらなんでも利用しがいのある「秘密」ではないような気もします、デキてたんなら大スキャンダルだけどな! 写真止まりって無理だろう。
この話はあくまで“第9”の脳処理の技術っつーか、経験によって始めて導き出された結論であって、、、というか、事件解決に関係しねーっ(いや、うん、一部したけど;)。
しかしこう、そうなっちまった時はパニックだったろうなぁ。。。
むしろ奥さん以外に全く反応したことがなかったのなら、自分の性癖どうこうも自覚なかったんだろうし、で、気になったのはその男は気付いていたのかどうか、むしろひたすら無表情で眺めてくる(そこもまたw)相手を見て、スパイである身を気付かれたのかもしれない、と思っても無理はなかったような気もします。
娘さんですら、目に見えて機嫌が悪くなったと思っていたしなぁ。


この話は展開を覚えていたというか、前編からなんとなくそれとわかるような作りになっていたもので、一体どんな感じに、とひたすらどきどきしていたのですが、わりと隠し事度合いではどっこいの秘密を抱えた青木くんモードだったためか落ち着いて見れました。
しかし、前編での情報漏えいといい(あのFBIの人らはしそうにないしなぁ)、結局犯人や動機がわからなかったことといい、どうもすっきりしない話でした。
大統領の「秘密」のせいで調べにくくなったとかじゃないといいのですが。