#1 脳と旅する男

正直こう、絵が微妙でもってあと話が雑かったです。あの原作の絵柄でこの展開だったら多少はどきどきするかと思いますが、面長っていうか下膨れというか、わりと現実的な絵柄になったのならば、話も硬質になるのかもなぁ、とか期待して損した。
(この絵柄が悪いってわけでもないですが、耽美展開と似合わねー。)
というか「あどけない」という表現を聞いても、ごめん、他キャラと見分けつかん。


ええと、とはいえこの話の本筋は“第9”と言われる脳の特殊捜査班がメインでもって事件が主、そこの室長がやたら若く見える、という設定なんですが、全員微妙にもちもちっとしててよくわかんない、というのが不満だったという話です。
まあ、これからしつこくそっち系の話が出てこなきゃ別にいいや。
んで青木という主人公というより語り部の青年は「死んだ人間の脳」のデータの中から唇を呼んでなにを喋っているのか解明するためにこの部屋に。なんでも音まではまだ再生することが出来ないのだそうです。
基本的には死者の脳をなるべく48時間以内に機械に掛け、その記憶を読み取り、事件解決する、しかし犯人以外の被害者の記憶も同時に見ることになるためにその情報は外部に洩らすことが厳禁とされており。
やっぱりそんな死者のプライバシーに踏み込む仕事であるために、普段から結構大変なこともあるようです。で、妙に若い室長は常に本を胸に抱え、その中には拳銃、身体には防犯ジャケット、死ぬ時は頭をぶち抜いて死ぬ、と豪語してるのだとかw
この回では確実に犯人ではない、被害者の夫が妻の脳を奪って逃亡、それを追うことになったわけですが、正直最後の読唇術フツーに必要なかった気がする。