10th Blood

あー、話としては多分一番大したことがないと思うんですが(だって、月長館の一番新しい子が消えた、と言っても近所であくまでぶらぶらしてただけだし)、ええと、ミスターが可愛かったからなんでしょうか、なんか妙に飽きない作りだったような。
というか、ミスターは可愛すぎると思います、きよいさんのどこがそこまでいいんですか、という疑問はこの際忘れることにします。もはや刷り込みみたいなものなんでしょうか、館の人間に紹介されるかもしれない、とドキドキしてたとか、きよいさんがお茶を用意してもくれないとか(お構いなくって普通本気にしないじゃんっ)、明らかに頼めば聞いてくれると見透かされきってるとか。
いつも扱いが可哀想だな、とは思っていたんですが、そしてそこはかとなく弱いんだろうな、とは思っていたんですがメーターを振り倒して「そこまで」というレベルになった時にここまで可愛いと思えるようになるとは予想してませんでした。


でも、探し回る長男が妙な効果音とコマ送りなのも、変な感じにすれ違ってるのも、踊っている女の子たちとか、説明すると全然面白くないんですが、なんか面白かったなー。そもそも家の側の公園でぼんやりしていて。
クラスメートの女の子がバイトしてる喫茶店に行くくらいで心配するなとか。
多分、心酔してるんだろうなぁ、とは思っていた長男の合コン仲間が、女性関係は全部把握していたと思ったのに、と本気で泣いていたのとか、普通なら気持ち悪い域に達していたのも案外なんということもなかったです、しかし知ってりゃ別にいいのね。
誠くんの悩みがわかるとは言いませんが、この設定でこのくらいの悩みはまあ妥当だと思いますし、うーん、なんかにわかに化けたなあ。面白かった。