#9 編集された殺人

編集されたのはまあなにも“殺人”そのものではなくて、単にあれなんですが。
判事どのが裁判での容疑者への証言にすぎなかったわけですが、それをいじったところで裁判を有利に進めるつもりでしかないというか、雑音を排除したつもりだったんでしょうが、それだったら個人的には証人から選べばいいのに、と思わないでもない。
(別に偽装したわけじゃなくて、仲の良い相手への軽口を本気だったと見えるようにフォロー部分をカットしただけ)(法律には触れないかもしんないけど、両方を見比べさせられたら騙されたと思うようなレベルではありますね、バレちゃなんないという自覚はあるわけですよ、絶対未編集テープは提出しなかったし。)
ところがどういうわけか、その証人が殺されてしまいまして。


殺人となると出てくる右京さんが出動と相成りました、や、弁護士さんがもともと知り合いだったみたいなんだけどね、確かに見覚えはあるんだけど下手に縁が深い女優さんなので『相棒』での役まで覚えてなーい;
で、まあ、なんかもともとおかしいよね、この事件と右京さんが気付きました。
どこからかというと、証言ビデオの中からという、えー、捜査官の立場はぁ? という気もしないでもないけど、奥さんが犯人だと思ったら証拠なんてなくて当然なわけだし動機あったら、見込み捜査になるのはある程度は志方ないのかなぁ。うーん。
というか、マッチとライターと「両方用意するのはおかしいですね?」から犯人を突き止めてしまうというのは、理屈がわかんないわけじゃないんだけどパズルみたいで難しいーっ。そして今のところ状況証拠しかねぇし。
むしろ、知らぬ間に“殺人”まで編集してしまっていた展開が面白かったです。