#10(最終話)爆ぜる-後編-

ああ要するに助手の人は、先生が自分の恩師を密告したのかもしれない、と心配していたわけですが。人がやったことはともかく、自分のしたことは忘れにくいもんね、いい人だ。
でもなんつーか逆に、先生は自分が止められなかったことを後悔しているらしく。
ちゅーか、“レッドマーキュリー”って気になって調べてみましたら、同じくレッドマーキュリーが気になった方がたくさん見付かりました、意味ねーっ。えーと、中性子を100%反射する合金? 少量の放射能物質でも発電が可能になる、というか。
あー、確かに軍事利用のほうが全然使い出がありますよねー、発電がウラン濃度10%で核兵器がウラン濃度90%ですもん。ああ、そういや被害者の身体から中性子線が見付かった時に「放射能の中でも、中性子線ってのは珍しいわね」と言ってたのはこの辺?
半分も理解出来ていないような気はしますが、危ねーもん作ってるのはわかりました。
ところで放射能汚染のほうは(止めい)。


で、最初の殺人はそのレッドマーキュリーを狙った武器商人が。
先生の恩師が大学から連れてった学生に当のレッドマーキュリーを使った爆弾で殺され、そしてその学生が恩師の忠実な女助手にライフルで撃ち殺されてしまった、ということのようですが。えっと、その危ねー合金爆発させて放射能被爆とか大丈夫なのですか??


学生のほうのアリバイは録音テープの音声が合成であることが女刑事さんのほうから判明(すげーソフトだなー)、助手は自殺、そして恩師は先生たちにバレたため。
なんちゅうかこう、爆弾を仕掛けていきましたとさ。悪趣味っていうかセコいよ!
しかも最後の最後の仕掛けが半端なくセコーーいっ!!