#8 正義の翼

とあるロボット関連メーカーで爆発騒ぎがありまして。
その身代金が10億、用意して番号を控えて準備しておりましたらば(あれ、大変だよねいつ見ても;)、直前になってダイヤモンドに変更、とあるビルの屋上に来いと、他の人間がいたらすぐに爆発させるぞ、と脅しが来ましてね。
その二代目社長がビルの屋上に行きますとそこには鳩が。
右京さんはなんでかその可能性を思い当たっていたらしく、とりあえずカメラを用意していて写真を撮りましたと、しかし、なにぶんにもそれだけで鳩の持ち主を特定するのはかなり大変なことらしく、美和子さんの新聞社で昔鳩を通信手段として使っていた名残の伝書鳩の愛好会があり、その人たちに見てもらったところ、とある系統だろうね、というところまでは模様から教えてもらえたんですが鳩の学者さんまで訪ねてもそこ止まり。


そして爆発の場所はいつまで経っても犯人からの連絡がなく。
そもそも連絡に使っていた、と思っていたパソコンは最初から自動的に全てのメッセージが仕込まれていただけだったという。ほとんど完全に手詰まりの状況に。
とはいえ、地雷除去のロボット・プロジェクトの存在が知れた段階でそれ絡み。
そういえば、掃除婦さんが最初の爆発で怪我してたからそれがラストの右京さんのお説教か、ということがすぐ(誰にでもとは言わないけど、見当付くほうが比率として上かなと)わかる風通しのいい話でもありました。
というか、女性の性格から言動から理屈まで、ほぼ全て予測がつくのはどうかなと。
むしろこの話のメインは鳩じいちゃんと先代社長だったのかしら、ということも思わないでもなかったんですが、さすがに穿ちすぎでしょうか。