#6 この胸の高鳴りを

あー、地味に面白かったです、いや、なんか派手な話だと思うんですが。
心臓移植された女の子と、その心臓の持ち主だった男を裏切ってしまったかつての親友で現在のトップ・アーティストなんかなぁ。そしてまあ例に漏れず、女の影も多かったわけですが、そして素晴らしい改心っつーか、真実に目覚めるわけですが。
なにぶんにも始まって時点で絞め殺されてるしな。
徹底的に悪意を基点に話が始まっているのだけれど、それを結ぶ線は好意に満ち溢れているというか、それが私に地味な印象をもたらしたんだと思うんですが。
好意に満ちていようが手遅れというか、しょうもないというか。
どっちだか、結局最後の最後までよくわからないところが面白かったです。
なんか禅問答みたくになってますが、仕掛け自体はシンプル単純、心臓移植の話が出てきた時点で「ああそうか」とすぐに気付くというか、それを知った状況というのがなかなかさすがというか、日本の今、この時点でなければ通用しないだろうことですが。
(この時点がいつまで続くかわかりませんが、手術件数増えるともう無理っしょ。)


とある男に裏切られた男の心臓が、とある女の胸の中に納まり。
その女は裏切った男と愛に落ちましたが、真実を知った時、一体その感情はなんだろうと考えてしまう気持ちもわからないでもない、思いやりじゃなくて、どっちかというと不安で。それを「思いやり」としてしまう右京さんは知っているのかいないのか。
そしてこう、この俳優は出てきても長く気付かないのはなんでじゃあっ...orz
(殺された人です、もう番組4つくらい付き合ってるってのに!)
お帰りなさい、私は、わりと貴方の話好きです、脚本さん。地味でっ。