修行その39 ウロウロ!帰らない子供たち

えー、なんで慌てるのー、というのが正直なところですが。いや、ジャンさん。
やっぱり、優等生戦隊(ケンの人も意外とあれだった、ものすごく意外かというとそんなこともない、面倒見が良さそうには見えますな)の中で教育されてしまったからでしょうか、中学生以上のほうがどうかと思うんですが。
慌てるほうがちょっと微妙な気がしないでもない。
とはいえまあ、別にいいや。
「あの子ももう大人だから」の言葉に含められている可能性のある言葉がちょっと怖いような気がしないでもないというか、そういう意味なんでしょうか、いくらなんでも母親として肝が据わりすぎているというか。えええええ。


多分、密かに毎年恒例なんじゃないでしょうか、小学生浚われ回。
洗脳までがセットで、メンバーに向ってくるわけですよ。
今年の悲鳴を集める、というコンセプトからして目的まで一直線ではありませんでしたが、本来のターゲット等々考えると実に正しい気がします。


で、なんらかの方法でもって洗脳を解くわけですね。
これもまあ大概毎年のことになっていると思われるわけで(洗脳を解くというのだけ考えると二回くらいあっても不思議はないですな)、今年はお菓子食べちゃうぞ、という内容でした、投げとんのか、という気が全くしないわけでもないんですが。
これですごく真面目に愛を叫ばれてもそれもそれで切ないわけで。
(去年の対メンバーの洗脳外しの愛はあれはあれで、というか、洗脳テーマだとアレが今のところ最高峰じゃないかと。)
まあ、大雑把にあの親にしてあの子ありといったところでいいんでしょうか。


あと、前年といえば生身のメンバーが巨大ロボを一人で勝手に稼動させて味方ごと殲滅、という大変素晴らしい話が存在するのですが。
どこが面白いんじゃ、というあらすじですが、神回です、すごかった。
それを今年の誰がやってもなんか「惨い」ことになるねー、という話をしていたんですが。それも来てましたね、いや、なんというか洒落にならないというか、すでにもう、ケンの人がトラックで全員をひき殺しかける、というどうよそれ、と半ば本気で突っ込みたい話が存在しているとはいえ、今となってはそんな雰囲気でもなく。
母は強し、というネタでもって強引に持ってきてしまうというのと合わせ。
よく考えたら自分たちの思念体でもって構成されている、という設定だったから他所から駆けつけてくる白サイロボが出てくるまでミキさん搭乗では不可能だったことになり、そうすると案外考えられているのかもしれない、と思わないでもないんですが。


すっっっごく敵が弱く見えました、ぶっちゃけ。
洗脳の解かれ方からしてもう、なんだあれはと。
生身のサポートキャラに惨殺されてしまう交代したばかりの上位組織で。
理央さんに強さを見せ付けなければならない、という大前提でもってのその内容となると、もう一回りしてあんまり気にならなかった、というのが正直なところです。駄目じゃん、単に駄目じゃん敵。トータルで駄目駄目じゃん。
そしてメンバーも相対的にとても強いとは見えないわけですが。
もうとうに慣れました、ほら、最終的に敵さえ野放しにしなきゃいいんだよ。
女幹部一人に四人で対戦して押されてるわけですよ。
そんな細かいことは気にしない、もうちょっとパワーバランス考えて欲しい気がしないでもないけど、私でさえそう思わないでもないけど、まあいいや。




そーいや、角が生えてそれがアンテナになって呼び寄せられ。
そしてその角が増幅効果をもたらす、という内容に関してはわりとどうでもいいというか、理屈は面白かったもののなんかどうでもよかったなぁ。


敵のキャラクタとかわりと面白くないでもなかったんですけどね。
なんか単に舞台効果というか背景というか、脇で説明してるのをほとんど注意払われていないというか(それでなのか?)(この辺の兼ね合いってよくわかんない、でも少なくとも「それ」と解決方法にはなんの関係もなかったということはないでもないのかもしれない)。


というところまで書いたところで。
で、教会を使ってる辺りで荒川さんっぽい? と思っていたのをちょっと確認。
違うかもしれないなー、と思っていたんですが小林雄次氏だったのか、にゃ、もう一人別の可能性を考えていたんですがこれは全然わかんなかったです、彼なら荒川さんを意識したのかな? という可能性も逆にありえそう(ウルトラ系の人で戦隊にとっては外様なので、ちょっと対象年齢が違うというかウルトラって小学校高学年向けで戦隊って低学年向けだよね、どちらかというと小林さんが参戦したことで意識したというのが正確ですが)。


なんというか、用意したピースは使い切る傾向だと思うんですわ、荒川さん。
積み上げているうちに飽きてしまうのが會川昇氏(そもそも最初の段階でたくさん用意しすぎるというか)(飽きているんじゃなくて時間が足りなくなるのかも)、横手さんはヲタには物足りないです、ギミック好きじゃなさそうですよね。


で、戦隊よりももっと時間的制約が大きい(だって敵が単独、ライダーもそうだけどライダーは数年前から投げてる)ウルトラ系の人はこんなことそもそも考えないんですが、小林さんを考えてみると、んー、優等生的というか、理詰めというか模倣的なのかしら、と思えないでも(いや今回に関してですが)。