#8「BLOOD MESSAGE」

雷雨のたびに人が惨殺される連続殺人事件が勃発。
というのはまあいいんですが、それでどうして異星人専門のはずのエージェントのジンさんとKさんに話が廻っているんだかよくわからなかったんですが、どうも毎回その場に血文字が残されていてそれが「No・man」一文字が掠れて読めないね、とジンさんが言い出すわけですが、そのまま読むと人間じゃない?
話が進んでくると男じゃない? という説も出てきたりで所詮、英語圏の人間ではないもので、特にこんな単語だけじゃあ意図がピンとこないのも無理はありません。
(そして下手をすると、事件が解明してもそんなんあるかー! と突っ込んでしまいたくなるような内容もないでもない、今回は私は良いと思ったけどね、なんじゃそりゃ、と思った人もいらしたみたいですね、まあわかんないでもない。)


とはいえ、そんなメッセージ一つで異星人認定もないだろう、と思ってると追加説明がありまして、どうも拳銃シンジケートの人ばかりなんだそうですよ、マスコミには伏せられているそうですが、、、ってだからなんでエージェントに話を廻すんだかわからん!


とすみません突っ込みました、別に相手が人間だとか思っていたわけではないんですが、捜査の筋道みたいなものがわからないと昨今いらつくじゃないですか、本家『ウルトラセブン』でムカついてると神経が磨り減ってなくなっちゃうのでそんなことはしませんが(それでも突っ込みは忘れません)(そろそろたまには忘れてもいいような気もしますが、レビュー自体が短いとそんな暇がないこともないでもないという外的要因くらい)。


あとになって、もともと“ヒュプナス”という社会に潜伏した完全に人間と変わらない、自分の正体すら忘れているのだという存在がいるのだということと。
どうも、そのパターンではないのかと考えていたらしい節。
そして実働部分以外の捜査結果がもたらされてはいたんですけどね、うん、ジンさんたちはいいから視聴者(私)には一言説明下さい、武器その他の装備から考えるとたとえ可能性が低くて結果的に犯人が人間だったとしても話が来るのに違和感はないのですが。
見ながら気付くことじゃないじゃんこれ、前もって説明してよ。
話の伏線とも展開とも違うところで頭使うのってあんまり好きじゃない。。。


なきゃいけないってわけじゃないんですが、わからないってわけでもないんですが、特に必然性のない違和感って好きじゃないよー。異星人関係でどんだけ話が妙でもそっちは話のためだと呑み込めますけどさー。
脇筋で説明足りないとちょっといやん。
(もちろん気にならない人も多いだろうしそれが悪いってんじゃないです。)
(そして説明が大変なことは望みません、一言でいいんじゃー!)




で、こう、なんか返事をしてくれない妻に対して一生懸命喋る夫が登場。
最初はこう、痛々しいなー、ちょっと現実から目を逸らしすぎじゃないのかなぁ、と思っていたんですが、おや、そうでもない? 一応曲がりなりにも夫が頑張ってるから被害が限定されている? とか思ってたらさらにあれでした。
とはいえ、その、やっぱりこう、妻の服着たら入っちゃった!
という複線(複線言うな)は必要だった気がします、標準的な男性はもとより、ふっくらさんタイプでもかなり無理がありました、というか、この話に無理がない夫妻の俳優を探し出すのに案外手間取ったような気がしてきました。
トータルではともかくも、シルエット的には全然無理なかったしなぁ。
そもそもカツラはキツかったけど、美人ではないもののフツーに女になりそうだったよなあ、あの俳優さん。ところでどっかで見たことがある気がしてしょうがなかったんですが、特に経歴に記憶がないっていうか、10年以上前の作品しか見たことない。。。
どこで見たんだろう、CMかな。
(『仮面ライダーブレイド』の映画版は見てません、後半もまだ。)


つーか、話全体は個人的に嫌いではないんですが。
どっちかというと説明がとっ散らかっているというか、なんかぽちぽちとわかりにくかったんですよねぇ、そのわりに夫婦のことはわりとはっきり示されてたけど。
最終的には亡羊としたイメージと、ラストの結論は嫌いではないんですが。
まあ、ほら、あんな映画知るかぼけ、というのはもっともなんですが、そしてリアリティがあったとは言わないんですが、気付いて欲しいようなそうでもないような、自分たちと同じ映画が趣味の相手だけにしか通じないような、しかも彼ら自身のことを知らなければなんの意味もなく、その時点であれがヒントになったとも思えない内容ですが。
だからヒントとしてはどうよ、と感じた人の気持ちもわかるんですが。


とはいえ、ああいう仕立ての話自体はそんなに嫌いじゃないというかね。
わざとらしくないとは言わないけどいいじゃん。
ヒントというか、単に感情の吐露だとしたらありえない範囲でもないしねぇ。


ところで今回、よく見たらジンさんたちのことに全然触れてませんでした。
えー、唐突に事件の真っ最中に白い女の人と噴水の前で会話してるのはどうかと思います(シーンが挿入されてるだけです)。なにサボっとんねん、と突っ込みはしなかったんですがまあ、意図はわからないでもなかったし。
しかしこれだと抜け出してデートしてるみたい、とは思わないでもなかった。
なんかカットシーンがあったのかなぁ、、、唐突だったよなぁ。
あ、そっか、全体的に短縮されてたのか、ここまで書いてやっと気付きました。
うーん、いくらなんでも遅かったような気がしないでもない。