#6「TRAVELER」

よく考えたら全12話予定なので折り返し地点なわけですが。
ジンさんが己が「記憶喪失」だったのだと忘れてなくてほっとしているというか、今回のゲストさんとどんなトンチキなこと(会話)をやらかしてくれるのかしら、と期待していたのに記憶喪失前でがっかりですというか。
白い女の人がどうやら、もともと抑揚のない話し方をすべきなんだな、ということに始めて気付いたというか(演技力の問題かな、と思わないでもなかった、正直、ごめん)。ぎしっ、みしって感じでぎごちなく起きてたしね。


あと、ラストでRさんが撃ち殺され、円盤ごとぶっ飛ばした2話と状況と展開がわりと似ていたため(酷似って言っちまえよ)、なにか無駄にはらはらしました。
ええ、毎回展開を知ってから見てるんだけどそれでもはらはらするんだよ!
ジンさんがなんか危なっかしい気がしてしょうがないんだよ!
(彼は意外と危機管理に関してはしっかりしてますが、人の機微だけがわからない。)
とゆーか、Rさんが焼き殺されてしまったことも、ちょっといまいち覚えてないんじゃないかと今無駄にどきどきしています。ありえなくないところがセブンXクオリティ。


話の展開に無茶があっても、まあジンさんだから、で済ませたくなり。
実際に済ませて同好の士とは、もはやそんな細かいところが話題にも出ないのがセブンXクオリティ、どう見ても褒めている感じじゃないんですが、毎週楽しみです。
出来がいい、と言ってもいいのは5話くらいだと思いますが。
(あと3話も水準は越えてるか。)
特になにが起こるわけでもなくても、そして多少面白くてもなんかぼやーん、と過ぎていく日々を見せられているだけでもわりと楽しいというか。




謎がどうとか、複線がどうとか。
そういや、謎の女だったんだっけ、白い女の人とか。
そうそう、洋館の人どうなったのかしら、とか、わりとどうでもいいというか、なんなら12話まで解き明かされなくても怒らない自信はあります。ジンさんが健康ならいいじゃん、なんといっても気に病んでいる様子がなく。
むしろ気にしていたのか、というだけで褒めてあげたいくらいです(止めれ)。


ところでエージェント三人組は、なんですかね、友人集団ですかね。
それぞれが、相手によって喋り方というか様子がころっと変わるので、なんとなく三人で和気藹々と話し込んでいる様子は想像しにくいんですが(力関係で言うとS>K>ジン>Sみたいな一回り、というのも人の表現ですが、納得)。まあ悪友?


ジンさんとSさんが付き合ってるよん、というのを聞いて(実際口説くつもりとかあるのかなぁ? とも思ったけどわからん)、動揺していたのは、えーと、ほら、その、なんというのか、マゾ心が目覚めたのかしら、とか思ってすみません。
単に仲間外れにされるのが嫌だった、でも構いませんが。
なんかちょっと低年齢すぎるような気もしないでもないけど、まあ仕事真面目にしてればそれはそれで別にいいか。


というか、この話は特にストーリーが気になったわけではないんですが、ちょっとテンポが悪いというかたまに画面が間延びしているというか「似非実相寺テイスト」と某所で呼ばれていたんですが、ああ、あれ。
あれは映像の素養のない人間には表現するのは難しいですが、一度見てあれだよ、と言われたら概ね誰でもわかるというか。とはいえフィルム撮りじゃないと意味ねぇじゃん、とか言われてもいたんですが(今はビデオ撮りらしい)、本当だろうか。
画面がみょ、と伸びている分には構わないんですがテンポが悪いのはどうかと思います、バーのシーンなんかは特に気にならなかったんだけど、演出法が違うのか、それともある程度の年季がある役者さんだと相殺してちゃんとやってくれるのかがわからない。
(ジンさんの中の人は新人ですがSさんとかKさんは知らん。)


細かいところはよくわかりませんが、役者にも話にも特に問題がないのにも関らず、テンポが悪いのはどうかと思いますが、今更この番組で気にするよりも、とりあえず実験が行われたのだ、と考えるほうが平和な気もしますが。
ぶっちゃけてあんまりよくなかったです。




大概筋を忘れてましたが、ある日サラリーマンが仕事に膿み(なんだろうあれは;)。
宇宙に憧れていたところジンさんと出会い(記憶喪失前)、そしてまた再開し、珍しく話を合わせて記憶がある振りをしていたわけですが、どの道酒場で会っただけの相手だったので深く話していたというわけでもなく。
映画を巡って意気投合したんだよん、「宇宙に関る仕事をしている」と言われただけなんだよん、というだけなんですが(あと「星が好きな彼女がいる」)、彼がたまたま地球に来ていた2万歳くらいの宇宙生命体に選ばれ。


宇宙船で宇宙に去ってったよ、というお話。
まあ、あの生活なら確かに捨ててもそんなに惜しくない気はしますが。
その辺のよくある、誇大妄想とどこが違うかわからんながら(だって)、まあ案外、上手くやっていけるのかなぁ、とも思えなくもない話。とはいえ単に、男って馬鹿よねぇ、とバーのお姉さんが言っていただけのことなのかもしれません。