#29「ひとりぼっちの地球人」

えー、その、悲恋モノだよね、どう見ても。
だってこれ、一言一句変えずに(もともと丁寧だから女性でも大丈夫っしょ)、キャストを女性に取り替えたらなんの説明もいらないじゃない。
ひとりぼっちで寂しくて、したらある日宇宙人が空からやってきて。
自分の技術を認めてくれて、なおかつさらに新しい技術まで添えてお手伝いしてくれたっつー、、、ところまではいいんだけど、なんかこう、言動がさあ。


「僕と貴方がいれば宇宙船なんていくらでも作れるじゃないですか」
とうきうき言ってたところで思わず涙ぐむところでした、ああああ、もうぶっちゃけ、侵略自体はしゃあないから当人だけは裏切るなよ、と祈っちゃいましたよ。


最後に無理心中までしちゃうとは思わなかったっす、うあー...orz


最初から侵略目的ですって告げておいてやれよ!!(無茶言うな)




という、あまりにもあらぬところに感情移入してすみませぬ。
でも、あの博士ー、天才なあまりに周囲に仲間のいない人ー(というか研究が進みすぎちゃってて受け入れらんないみたい)、身に詰まされるじゃないですか。すっげー普段はつんけんしてるのに、宇宙人に対してだけ懐いてるとしか思えない言動で切なくなりました、結局なぁ、宇宙人も宇宙人で自分の侵略データ取りの邪魔はさせなかったものの。
殺すことまではしてないしさぁ。
だいたいアンタ、光線出すんだからそれで邪魔された時に退ければいいようなものなのに、わざわざ腕ずくだしさぁ。


な、なに考えてたんですか、なに考えてたんですか市川さーーん?!
私は最初、宇宙人が侵略目的だってバラして、とっととこの研究者のことを「わはははは、騙されたなー」と言って殺しちゃうのかと思ったんだよー。
そしたらなんかさー、地球が人間が嫌いなんだから一緒に行くつもりだったのかと。
しかも研究者のほーもあくまで食い下がると、説得しようとすると。


データ取りに拘らんと、技術要員として連れてってやって。
あとからもう一回データだけ取りに来てあげてよー(侵略自体はいいんかい)、とまで思いましたが、多分この宇宙人も仕事だからそういうわけにも行かないのかなぁ。


愛を取るか仕事を取るか、男の人は辛いですなぁ。
(なんかいろんな前提を忘れてませんか。)




半分は冗談だけど、半分は本気だーーーっ!


えーとまず、なんか偉いこと地球のレベルを越えた技術で宇宙船が作られまして。
俄かにとある大学が注目されるよーになりました、ら、防衛隊員なソガ隊員がなんかみょーににやにやにやにやしてます。出身大学なのかしら?
(それなら、出身校ー、と素直に言えばちょっと話題くらいにはなるよな。)
と、思ってたら、なんか婚約したばっかの恋人さんがいらっさるよーです、院生か助手さんかなぁ、なんか後に出てきた研究者さんとも顔見知りではあるっぽかったしね。


でも、技術上すぎてなーんか妙だね、と噂されているということらしいっす。
いや待て、別に婚約者嬢に咎はねぇだろ。
自慢は相殺されるかもしんないけど、なんか言い方酷いなー(フルハシ隊員が)。


ところでキリヤマ隊長はナチュラルにダンさんにその手の相談をするんですね、他の隊員たちが艶話(一応)で盛り上がってたのに、なんかちょっと違和感。
どーもキリヤマ隊長って知ってる気がするんだけどなー。
どうなんだろう、結局、シリーズのラストまでそこら辺に言及されなかったと聞くのでちょっとよくわかりませぬ。




で、そしたらちょうど、ソガ隊員の婚約者嬢が大学で宇宙人ぽいのを見ましたと。
物音がしたから覗いてみたら、なーんか化け物シルエット。


で、調査によってその部屋の持ち主の教授が宇宙人ではないかという話が別方向から出てきまして、ソガ隊員が婚約者嬢に応援要請をしてます。
教授の研究に協力をしている研究者氏を連れ出してくれないかな、と。


しかし彼女がその研究者に声を掛けましたところ。
宇宙人であることはわかった上で協力していて、「宇宙人と聞けば侵略者だと思っているがその証拠は」などと言い返されてしまいます。もっともです。
とりあえず『ウルトラセブン』では侵略者以外の絶対数が少ないっぽいですけど。




で、まあ、うん。
その教授(宇宙人)が気付かれたことに気付いてソガ隊員を浚い、地球侵略用のデータを持ち出そうとしたのを止めようと、研究者氏は命を落とすという話なんですが。
なんというのか、あれだよなぁ、無理心中だよなぁ。