#9 振り返らずに別れるか? 最後にもう一度振り返って別れるか? それが問題だと言っても過言ではないのだ!

なんだこのサブタイ、こんなだったのか、というのがまず驚きで、それは我ながらなんかポイントが違うような気がしないでもないんですが。母上が一緒に見ていて「この夫婦どうなったのかすごく気になるのよ〜」としきりに言っていたことをまず思い出してしまったんですが。
あんな作りの話なのに確かに気になるんだ。
いや、あんなふうなわけのわからない日常を送るハイテンションな人物造型なのに、なんかこう、、、誇張されてはいるけどどっかにはいるんじゃないかって思うんですよね。


あと、別れればいいじゃない! と主張する私と。
殺したのはわかるわ〜、という態度だった母上とですごく意見が別れました、えーでも、一緒に暮らせない理由にはなるけど殺される理由にはなんないと思うんだ...orz


あ、いや、この書き方だと犯人バレるか。
まー、もともとオダギリ君がターゲットにした時点で誰かってのはわかるから別にいっか、というかある意味で変則的な倒叙形式って感じでしょうか(古畑に、もといメグレじゃなくて、あ、コロンボ! 最初から犯人が判明している話って意味ですね)。
なんだかんだと一度も外したことがないような気がするのですが、それはなんというか現在進行形の事件で発揮しちゃ駄目なのかなぁ、と思わないでもないんですが、なんというのかなぁ、うーん。
あの勘の良さのせいで、どうもリアルタイム事件の切った張ったに似た雰囲気になっているというか、まあ単に話の流れがそうなってるだけなのかもしれませんが。15年も経ってるんだよ! という隔たりを感じたことはあんまりないや。
(いろんな環境が変わっていたりするのはちゃんとやってると思うけど。)
(ギャグテイストに処理ってることがあるけどそれはそれで面白ければよし。)


いや、単に今書いてて薄ぼんやりと思ったんですが。
時効事件を扱うゆったりさってのは期待していたよりもずっと少なかったのかなぁ、という気がするんですね、いや、現在進行形の事件であんまり失礼なギャグとか入れられないじゃん、というのはありなんですけど、その辺は結局、事件そのものが生々しく蘇ってくるという点で結局きちんと気を使ってたしね。




もうちょっとこう、「どーでもいいじゃん」ということを登場人物全員が体現してそうな話とか1話くらいは見てみたかったような気もしますが。
どうなのかしら、それがシリーズってのもなんかちょっと微妙かも。


あ、いえいえいえ。


えーと、とあるギター侍(そういえばあの人最近見ないな)、じゃないんです、フラメンコ・ギター? なんかギター弾いていたことしかきちんと覚えていないんですが、ともかく舞台でそれを披露する人の公演中、人が蹴り落とされ、いや、突き落とされました。
なんかその施設の屋上から。
で、なんでその事件を調べることになったのかさっぱり忘れてしまったんですが、舞台衣装は着ていたものの流しの窃盗犯でしたとさ。なんで迷宮入りしたのかはよくわかんなかったわけですが、やっぱりこう、人違いだからでしょうか。
窃盗犯を殺す理由って特にないしねぇ。
えーと、コスプレ泥棒? って確か実際にもいた気がしますが、いかにも関係者って格好をして潜り込んでしまうんだよん、という知能犯。




で、あと、三日月くんには超エリートの元カレが。
突然現れたというか正直湧いて出てきやがったこのラムネが!(by『相棒』)(いい加減に忘れてやれよって思うんだけど、準レギュラーになっちゃったからなぁ)
とも思うんですが、意外と事件とも関係が深かったです、というか、不憫っちゅーかなんちゅーか、妄想傾向ありな天然の三日月くんでも駄目だと、下手をすると付き合った彼女が唯一彼女だけって可能性もないなー。
とはいえ、他人事だから同情できるという可能性は捨て切れません、というか。
ぶっちゃけて近づきたくないです、嫌。
お金と地位だけを目当てにしてくる愛想のいい女性を頑張ってゲットして下さい。


でもやっぱり殺されるほどのことではないと思うんだよー!


そして十文字さんが「惜しい」というのはとても気持ちがよくわかります、いい人なのに、いい人なのに。なんか可愛いのに。
事件そのものは納得はいかないながら無問題(個人の事情だよね)。
解決に関しては面白くはなかったんですがまあ粗があったとも思ってません。


あと私は、夫がなんとなく知ってたんじゃないかと思うわけですよ。
そして三日月くんと霧山くんは(今回初めて触れた気が)(うわ、気のせいじゃなかった)、今回もまた決着は付かなかったわけですが、むしろ前シリーズよりそれっぽさは薄れたような気がするんですが。
でも前よりお似合いにはなった気はするわけですよ。


つーか、前シリーズよりは無難にまとまっていた気がするのだけが残念です。