#8 今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!

どうにもこうにも、前情報を仕入れてしまって上手いこと判断出来なかったんですけども。いやいくらなんでもさすがに。
途中から母が寝てました、「なんか今日面白くなーい」だそうです。


まあ事件の筋立て自体は別に問題はなかったんですけども個人的に、三日月くんの夢がどうとか、おばあちゃんが左右対称に拘るから事件に気付いた、とかが激しくいらなかったです。あと爪エピソードが正直いるんだかいらないんだか、なんか意味があるとかギャグに使ってたとかだったらごめんなさい(ギャグ最優先)。
まあ前衛的っつっても、最初の三日月くんの夢は悪くなかったです。
悪夢ってな実際あんな感じに不条理よね。


変なとこ合理的に説明しようとするっつーかなんつーか、、、そこは放れよ、と思うことしばしっていうか、そこでマジられてもその前提条件がほとんどギャグじゃん自分のギャグの後始末を安易シリアス仕立てで尻拭いするなんてサイテーとか。
まあそんな感じに思いました。
ところで三日月くんのこととか、十文字さんのことをそんなふうに見てたのね。


というのは自分が空想と現実の境い目がヤバいので感想引っ込めなさい(命令形)。


三日月くんの辛さっていうか酷さっていうか、はっちゃけっぷりはあと少しで笑いに昇華されていたんではないのかと思うんですが、無理でした。辛かった。
今までの蓄積があるじゃん、大丈夫よ私! とかまで考えてました。




事件の筋立てはなんかこー、古くて雰囲気があってとても奇麗でよろしかったものの、メイドさんに拘りすぎてて(絵的に)。ほとんど事件そのものの印象が残らなかったのが残念です、普段からの被害者の周囲の心証とか普通あそこに入れとかない?
そしたら自然に事件も印象に残ると思うだけどなぁ。
メイドさんの関係者が殺された、という意味不明の記憶の残り方でした。
いや私が悪いよ私が悪い、けれどねぇ! ミステリを見る人間の半分はこんなザルみたいな覚え方しかしないと思うんだよ、推理しながらってのならテレビドラマは選択しない(小説だろう普通そこは)、だってなんか向いてないんだもん。
あたまわるくても覚えられる配慮に欠けていたと思いますー。


特にラストで事件写真に関係して、、、というのはもう、ネタ自体が「あん??」というレベルだからいっそ触れないほうがいいんだろうか。


まあでも、おばあちゃんに関しては可愛かったですよ、可愛くお歳召しましたね。
屋敷に訪ねてく三日月くんと霧山クンなんてのもなんか楽しかったですっつーか、いくらなんでも冷たくないか霧山ー! 雷に怯えるくらい許してやれよ、そんなだから接近を阻むものがない時にブレーキ掛からねぇんだよ。
カラスとかスズメの人形はなんでかよくわかりませんでしたが。
まあ別に良くも悪くもなかったです、でもさー、もうちょっとトータルコーディネートしないとあれだけじゃ意味ないんじゃね? あれはあれでありだと思いますものの、だから一体なんなんだよとすごんでみたいんですが。
よく考えたら今までのシリーズにもぽちぽちとわけのわからない演出は仕込まれていたわけで。ああいや、でも私、毎回突っ込んでるから(あまりに酷いと無視る)今回突っ込んでも問題ないような気もする。


悪夢及第、事件説明は美観に些か拘りすぎ、三日月くんと十文字さんの扱いがなんかいつもより酷い(でも十文字さんのラストのは良かったと思うの、あとペルーと豪雨もそこそこ)(あのおばあちゃんの雨降りもこのギャグのためだけに許されるべきだと思うの)、おばあちゃんと孫娘ちゃんは可愛かったからよし。
事件概要はいいんでね? こういう話は好きよ。
関係者に関してはまあ甘く見積もっても何箇所かいらない。
(でもそんなのはいつものことで珍しくない。)
でも全体的になんか緩い、見てて正直気が散りました。好みどうこう以前にね。
でも好みっつーと構成には特に存在しないからなぁ(普通あんま考えない)出来てりゃいいって感じでしかないからなぁ。気が散るところがどうでも良さ感を出してて良かったとか、三日月くんの暴走っぷりがわかりやすいとかそういうのが利点なのかなぁ。


そこはもう勘弁して下さいと思うけど好き好きかと。ふぅ。。。


小ネタはなー、別に良かったです。紙切りとか。
変なことした時にいちいち突っ込みが入るのは、メイン監督さんとはまた違うけどそれはいいとか悪いとかじゃないもんね。でも私は流すほうが好きよー。
たださすがに三日月くんにだけは突っ込んであげたほうがいいかな、とも、ははは;


こう、プロ監督にならともかく、相手がそーでない場合(何本か撮ってるらしけど)。
逆になんかこう、どの辺まで言うていいんやら、と悩んでいたわりには遠慮した形跡の見られない状態になってしまってますが、そしてもともと挑戦的なシリーズの中の一作と考えた時に「酷い」と言われるほどの出来かというとそうでもないような気はするのですが。


一個ずつのパースの感触は悪くはなかったんですけども。
なんか一つずつが積み上がってく楽しみはありませんでした、事件どうこうでなく。
雰囲気だろうがなんだろうが、なにか一つでもね。