『ウルトラマンマックス』#01 ウルトラマンマックス誕生!

この半端ない居た堪れなさは一体なんだろうかと...orz


ぶっちゃけ、いまだ見るか見ないか決めかねているところではあるんですが、ゼノンとかゼノンとかゼノンとか宇宙一のバカップルとかが気になっておりますわけで、あとぽちぽちとあるという傑作もですが多分。
ところでゼノンのなにがそんなに気になるって可愛いじゃないですか!
顔なんですよ、見た目ですよ、去年くらいはウルトラの皮に入れ込むことになるとは思ってなかったっス(『クウガ』好きだけどそんなことなかったし)、あとマックスもかなり端正というか王子様顔だよね。
で、格好付けてるけど、てか実際に格好いいけど天然と。


期待部分がそもそもメインストーリーから外れまくっているし、前半というか1クール(約3ヶ月分、一年通して4クール編成)の評判が非常に悪いのでその分も正直覚悟しながら見始めました。


そして、話の意外にしっかりした骨子や。
俳優の(例えばメビウスと比べると段違い)演技力などに小首を傾げつつ。


なんでこれがこれほど居た堪れないのか、ちょっと勘弁して欲しいのか説明が出来ません。しかしなんかこう、酷い出来だなあ!
誰というか、なにが悪くてどこが駄目なんだ一体。。。
そりゃ、ウルトラ1話ってあんまり面白くないことが多いけどさ、でもなんつーか荒削りで強引なところが悪くはないと思えたり(セブン)、よくわかんないけど静観するかこの宇宙人ぼけてるなぁ(メビウス)、とか。
ティガと帰マンがちょっと近いっちゃ近いかなぁ。


でもあれらも別に辛くまではなんなかったし、うーん。;
詰め込みすぎというか、テンパっているというか、全体的に演技が固かったり展開がありえなかったりするんですがその場で引き返したくはならなかったんですよ。別に。
(特に見るまでもないかなー、くらいなら考えても、これは主にティガね。)
明らかに他のウルトラが持ってる欠点がなくて長所があって。
しかしなんでだか出来上がったものが一番酷いってなにさそれ。


あと、見たネクサスが抜けてますがあっちのほうが組織描写も上です。
(つーかナチュラルに見たことのあるウルトラの初回を全部上げてますが、まあ私だけの感慨ではなくてスタートアップが遅いんだそうですよ、もともと。)
役者もさすがにネクサスレベルまでは行ってないしな。
ところでパーツ単位で一番レベルが低いのはメビウスですね、主人公は下手っていうか人間としてありえないくらいでしたが、そしてサブはがなってましたが、戦い方とかなってなくてのちの防衛隊は素人でウサギにかまけてましたが。
この宇宙人どうなんのかなー、とぼけっと思ってました。可愛いじゃんヤツ。
それしか取り得がないまんま、約3/4年過ぎようとしてますが。




壮大なドラマを1話から展開し、水準の底の高い役者揃えたマックスは、一体全体なにが悪かったんだ。てか、私が勝手にのた打ち回ってるだけなのか。
しかしパーツごとのそれなりの水準の高さはわかる!
そりゃちょっと堅いけど、でも特撮ではこんなの普通でむしろマシじゃん?!


まあ多分、脚本だと思うんですけどね。


脚本というか正確には全体構成というかなんというか、組織はそれなりに描けてたと思いますし、熱血主人公も悪くなかったと思うんですよ。そして無理が通れば道理が引っ込むという具合の展開も、特撮ならあるんですよしつこいけど。
多分それ、合わせちゃ駄目だったんだろうなと。;


「がっちりした組織」が、「熱血漢の空回り」でハリボテのごとく見え。
そしてハリボテの印象がそのまま世界観へとシフトしていってしまい、それなのに全員真面目腐った顔で演技しているという居た堪れなさ。しかもこれ、後半の展開に掛けて起こる「主人公にとって都合の良いこと」が原因なので途中まではちゃんと見れるのに、終る頃には前半の印象までがらがらと崩れるというぶっちゃけリアル悪夢。




というわけで、悪口で終ってごめんなさい(批評扱い却下)。
いやまだレビュー終らせてないけど、触れないまま逃げ切る気満々です、明るすぎて馬鹿なんじゃないかという疑いまで持たれる防衛隊にシフトして下さった(誰か知らねぇけど)方の手腕を絶賛してこのまま済ませたいと思います。
平成の組織と昭和の熱血を掛け合わせちゃったんだね、多分。


試験に落ちて、実際さして腕がない(描写;)(多分リアリティの側面なんだろうけどッ)主人公クンが墜落したエースパイロットのヒロインの替わりに飛び出して行くところで素でちょっぴり泣けました。辛いんだよ!!
まるっとお伽噺テイストにしてくれてたらなぁと。
ネクサスで失敗したばかりだけど、リアル路線でも良かった、まだしもだろう。
何話くらいこの調子が続くんだろうか。
しかし本気であらすじにすっかんと触れなくてすみません、なに気取ってんだよ、マックスさんまでっ。