修行その9 ケナケナの女

およ、脚本家さん初顔、ていうか単純に私が知らんだけという可能性も大いにありますが。戦隊モノはほとんどレビューとか見に行ってないし(ウルトラは置いといて、なぜか見てなかった去年のライダーが一番その手の行動を取ってました)(今年は結局どこも廻ってないなー、別にいいけど)。


ま、いんじゃね?


要するにぎゃーぎゃーにゃーにゃーと喚き散らしていたのはひとえに、ランさんやレツさんがジャンさんのことを放置っつーか全くお豆さん扱いだったからで、一言でも突っ込みが入るとそんな違和感ないや。
“妙なことを言い出す”キャラクタとしての演技力はあると思います、うん。
むしろ「豚の角煮ーーーっ!」と朗々と叫べる根性っつーか、度胸の良さに感服、あそこで照れていると辛いシーンになりますが。その手のごたごた感は初回の辺りからないので素晴らしいです全く(手の平返し)。
レツさんがちょっとあるけど、キャラクタ的に特に問題はありませぬ。


“聖なる子ども”として扱われるのが辛いんだよね、結局。
戻らないでくれるとありがたいんですが、話全体が彼に寄り掛かるほどでもなければ無視ることは出来るんですが(そして小ネタならば面白がることも可能なのですが)、別にジャンさんが嫌いなわけでも低く評価ってるわけでもなんでもないので出来ることなら避けたいですね。


礼儀正しい系がいいような気がする、この番組の路線としては。




というかメレさんがよろしいと思います、可愛いです。
「ラブウォリアー」とか言ってて、さすがにそれはどうよー? という気持ちまで現在徐々に消えてきてヤバげです、すでに別にいいか、健気だしというレベルに達しつつはあるんですが、今後口上が楽しみになってきたらどうしようかと。
まあいいか、わりと共有できる方らもいそうだし。


数少ないレビューを偶然拝見するところでは概ね褒めてます。
ところで目立たない服の構造になってるだけで、結構胸あるんですね、というところまで拘るのは自分どうでしょうか。
顔は可愛いよな、掛け値なしに。


今回、ヒーロー側がかなり置き去りになってた気もしますが、つーか巨大戦闘がどうやらノルマではないらしいことに気付いてびっくりです。
そりゃ、確かに1話では巨大猫で代用してただけだったけど。。。
まさしく『アバレンジャー』の進化系だなー。
それに恐ろしい勢いで、民間人が襲われる比率っていうか必然性が薄い。


そうなると「ドラマ性」が高くなりすぎてしまい、硬直化、というかターゲット年齢が上がってくる(お約束をこなさすことで下がりはするんですが)、という定番の展開は、かけらほども辿ってません。話は連続してるものの、複雑さが増す様子は今のところ皆無。
なんだか1話完結よりも1話完結らしいという不思議さ。
なんというか、前後篇でも話が引くところでエピソードはさっぱり引っ張らない。「敵がまだ倒せてないよーん」以上の理屈がない。


よーし、いい感じっ!
(褒めてたんですか。)


敵組織が非常に単純で、どうせ断続的に敵がやってくる、という「仕方ない」部分があるために、逆に連続エピソードでも違和感がないというか、話があっさりと始まってあっさりと終われるという特徴になってるのかもしれませんね。
組み合わせ次第ではマイナスになっていたと思います、なにが幸いするかわからん。




五人幹部の次は≪三賢人≫がどーの、ということを言い出してるわけですが。
またかよ、という印象を抱いてる人はそれほどいないのではあるまいか、なんというか現在の五人に対する触れ方があっさりさっぱりとしていたからで(終盤でやると印象悪い)。しかしさすがにもう一回はその手は使えない、はず。


となるとどのような設定になるのかなー、というのが実は楽しみです。


あとはヒーロー側の設定がもうちょっとな!
敵のほうに力注ぎ込みすぎてしまったのかなー、うーむ。
なんかメリハリがないというか、面白くないです。目標が示されて、それに取り組むっつー構造は結構悪くないのにな。
しかし子どもさんにとってこのくらいがちょうどいいんなら仕方ないけど。
けど、それにしては複雑というか、すっきりしてはいない気もする。


そーいや、今回「ケナケナ」が最後まで謎でしたね、なんの音だ?
身内に破れたら敵のところに来て修行、というのはなんか逆なよーな気もしないでもないけどメレさんが可愛かったから、で許される程度のものですね。