『DEATH NOTE』STORY #017 執行 / #018 仲間

ぶっちゃけ、白ライト気持ちわりーっww


いや、二回続けてなかなか面白かったです、見るからにあんましライトが好きじゃない人なんですが、白ライトはこれはこれでありっていうか、元のライトを前提として捉えると可愛いと言えなくもないですよ、ぎゃはははは(おい)。
それにしても、夜神刑事局長は騙されるのが絵になる人ですよね。
んにゃ、皮肉じゃなくて。


絵になるというか、騙されているというそれ自体が、正義の体現であるようにすら見えるという配分は素敵だなー、と思うんですよね。それはもちろん、ライトを普通に育てて「気付けなくても無理はないよなぁ」と素直に思える点もあるんだろうし。
(間抜けというのもエルと比べてであってで、年齢育ちとしては異様だよね。)
(しかしこう、なんで白ライトはデスノートリュークの記憶がないだけなのに、あんな性格なんでしょうね。)


あと、本当に犯人であるのならば、覚悟は決めている、というのもいい。
ぎりぎりまで信じるけど、捜査も受け入れる、その上で信じる。けれど自分すら納得のいく証拠が出てきたのならば、それにも従う。
けれど、それでも信じる。
それはその時点ですでに美しいと思うんですよ、結果騙されていてもね。




しかしまあ、17話≪執行≫で引っ張りすぎたのはちょっといまいちだったかなと、いやもちろん個人的に。面白かったですけど。
メディアミックス済みで原作あって、展開がわかってるせいでの我が侭ですね。
まあ、まだ進まないのかなー、と思っちゃったこと自体は罪でもないかなレベルっす。


お父さん声優に技量があったので、シーンそのものは緊迫してて良かったっす。
アニメも案外とそういう要素って大きいなぁ、実写だとわかりやすいですが。


「エルが、ライトとミサが大量殺人鬼“キラ”であることは明白なんだから、秘密施設で二人を処刑することを提案。それを政府関係筋はあっさりと受け入れた」
と夜神氏が息子に偽り、忍びないから自分の手で殺す、と言い放った回。
確かに「信じてなければ」協力は出来ませんね、自分が殺されることで証拠となるわけだし、まあ息子がクロだったらその手で殺されて自分の死体を証拠にされても悔いも後悔もない人だとは思いますが(やっぱり素敵だなぁ)。
自分の手で息子を止められたってことでもあるんだしね。




てかなんか、夜神パパのことばかり語っとりますが。
今までほとんど触れてなかった反動ですかね。


白ライトを含めたミサ、エルのごちゃごちゃは、傍で常識人が苦悩しているという構図が大変に面白ぅございましたよ。真面目に話してるんだけど(それはわかってるんだけど)、なんか浮ついてるみたいにしか見えないというかなんというか。
怒っちゃってから、いや、真面目なんだが! とゆーてた刑事さんぐっじょぶ。


しかし上手いことエルは私情を挟んでましたね、職権乱用じゃない範囲内で。
ところでミサのことは本気でファンなのか、それとも調べたのをしらっと口にしてるのかがどうにもこうにもよくわかんないんですが。わりとラブシーンは見たいようです。
まあライトも見目がいいしな、目に楽しいよね。
まさかそのためにライトと手錠をつないだとまでは思いませんが、あれがムサい中年以降なら(老人はまた逆に可)、自分じゃなくて別の刑事さんをつないだような気もしないでもないのはなんででしょうな。


とにもかくにも白ライトの変動っぷりが謎なわけですが。
それはまあ、作中人物であるエルにとってもで、ライトは隠して内心だけで留めていたつもりかもしれませんが、心の声なんてのはある程度漏れ出るもので(エルみたいな資質の人間にとっては)、閉じ込めた以降完全に人が変わったようにしか見えない。
なんというのか、エルにとっては“キラ”というか黒ライトというか。
わりとお気に入りだったんでしょうね、「友人」と言われてなんか一時勘違いしてたっぽいですがライト、手錠掛けて正体を白日の元に晒して。
いっそ絞首刑台に送るのとなんら矛盾しない友情というものもあるわけで。


いきなり友人が消えちゃったら寂しいよね、ということなんではないのかと。


しかし黒ライトならともかく、白ライトに言っても理解出来ないわけで。その辺がちょっと切り口の違う殴り合いにシフトしてっちゃったんだとしたらそれも面白いなと。
(今までの腹の探りあいとの完全な対極だぁね。)


ところでヨツバ篇あんまし好きじゃないっす、まあいいけど。