第十三回「伊賀・道悦の野望」

詰まらねぇぇぇ。


ところで道悦さんのさらさらヘアが気になって気になって仕方がないわけですけども、別に悪役でもいいからもうちょっと可愛げがある態度を取ってくれませんか。なんか昔は可愛かったらしいけど(どう聞いててそういう表現になった)。
ところでこの人、特撮の悪のヒーロー並に大雑把ですね。
水戸黄門越後屋さん(この代名詞化は実在の越後屋さんに悪いのではないのかと今頭を過ぎりましたが、まあいいや)(ちなみに知ってるガンショップもその名前だ)たちのほうがまだマシというかなんというか。
まあ、わりとリアル系で作ってるこの番組のご都合部分を一手に引き受けているのでしょうがないのかもしれませんが、それにしてもいつ見ても人数多いですね。手鎖人。
そしてなんか移動スピードが速いですね。
あと、全然指揮体系がなってるようには見えませんよね。


でも伊賀の人らは結構好きです。
道悦さんが転がり込んだ頃の話をもうちょっと聞きたかったかもなー。
俳優というか、中の人が好きなのになんでか全然道悦氏って面白みがないというか突っ込んでも報われないというか、キャラクタが定まらないというか。
設定だけでどっか引っ込んでいろというか。
別に演技が悪いとかそーいうわけではなく、別におりん演技がいいわけでもないし、やはりドラマって基本的に演出が大事だよねー、と最近とみに思います。


弁天さんのキャラ立ちはいまいちでした。
なんか似た人を何人も見たような気がするのがいかん、多聞天さんなんかとの絡みにはちょっと「お?」と思えたので、そこらを押し進めてくれればよいものを、道悦さんと絡むとどこがいいんじゃ、あんな、すぐ言うこところころ変えるヤツ、という気分になるし。




昔、伊賀に怪我して、厄介になったという話にはちょっと心惹かれましたが。
なんでも里の女の子が夢中になって世話をしてたそうですよ、それはちょっといい感じかもしれない。そんなに触れられなかったのが残念ですが。


いや、道悦さんに「良いところ」を見せて欲しいわけではないんですよ。
しかしこれだけ出張ってくる存在ならば、もうちょっと魅力的に描いて欲しいんですよ、悪の魅力でいいんだよ。むしろそういうのを期待するんだよ。
てゆか、最初から俳優選べよというか。
“怪演”の表現の似合いそうな人だったらどんなにこの番組楽しかったろう。


いやまあ、テレビでそんな役者いちいち見たくないというのが、お茶の間の意見なのかもしれないんですけども。でもドラマって演出次第じゃん!
ああでも、そういう役者さんって高いのかなぁ。
この人だって浅見光彦で(久々に思い出しました)、まあ安くはないんじゃないかと思いますが、なにぶんにも俳優のランクってさっぱりぽんとわかりませぬ。




まあなんというか、偶然おりんが伊賀の里に迷い込んでしまい。


さすがに手鎖人でも迂闊に入るとあとが怖いというので、道悦さんが先に一人で行くことにしました、一応顔見知りっぽかったし。
そして、ごちゃごちゃと長老と話したあとで。
(蜻蛉さんと再会してたネ。)
伊賀の人らに対し「傘下に入れ」と、そんなことを申しておりました、なんというかこう、あたまわるくね? その展開ってば。
てか、どう見ても人手足りてると思いますが。
それにおりんに差し向けるのを減らしたらどうかな、減りが早いしさ。


なんていうのか、文句言うまでもないんですが、この展開が深刻か、緊迫感があるかと言われたら設定の時点で大負けで、どんなに演出を頑張ったところで無駄なのでもう少しなんというか努力というものの配分を間違えないで欲しかったです。
人質取っても無駄だってば。


まあ、弁天さんが道悦さんに惚れているらしかったり。
伊賀の長老が、己の命を掛けるつもりで爆薬を抱えて突っ込んでいったりしたんですが、よく思い返せばダイナマイトってこの時代にねぇよなぁ。。。
(そうとは言い切れないんだけど、そう考えたほうが自然な形と威力。;)
いいけど、いいんだけど、全体的に杜撰だとな、さすがにな。




そして前回に引き続き、いまいち話のメインから外れたところで。
「また一つ、闇の鎖、断ち切らせていただきました」と言っているおりんの間抜けさと言ったらなかったです。いくら好きでもあんなの違わないかー。


とりあえず道悦さん取り替えてください。


いやまあ無理なんだけどさ、なんかこう、どっかに突破口ないんですかね。
彼に感情移入(負ので構わないんだってば)しない限り、この番組は楽しみにくいってのがよくわかりましたよ。うーむ。