第35話 群青の光と影

リュウちゃんがなに言ってんだか時々わかりません。


というか、こんなベタい番組を好き好んでるんですから大概慣れてきても良さそうなものなんですが(すでに表現が惰性っぽいよ)(純真な心を取り戻すとかじゃないんスね)、やっぱりほら、そこはそれ、これはこれ。
ところで『ヒカリサーガ』3話もばっちり見ましたよ!


というわけでウルトラマンなヒカリさんの帰還回です。


ちなみに先週がレオさんの回で、次がヒカリさんという目まぐるしい展開だったことをすっかんと忘れている辺り、そこは慣れたんじゃないかと思います。てか、過ぎたことがなかなか覚えてらんないっす...orz
ところでヒカリさんの人間体の人が特撮雑誌でインタビュー受けてて(もうお一方がレオさん、華とか考えなくていいんですかっ)(前はテッペイ君と補佐官とか見た)、「ツルギは出現格好いいんですが、ヒカリは顔が可愛いしw」みたいなことを言ってたので超素敵、メビウスくんみたいな童顔じゃないけど美人さんよねっ!(なに主張しとる)
ところで昔演ってらしたという『真・仮面ライダー』とかヤバそうですか?
(脳髄付いたまんま首ぶっちぎると大評判。えー。)




いえいえいえ、でもさすがに最近、リュウちゃん以外のGUYSメンバーはちょっと影が薄いよね、テッペイ君は気にしてなさそうですが(特ヲタが「俺らのテッペイ」とか言ってます)、ミライ君は頑張ってるかなー。


ところでヒカリさんて青いっすよね。
一時ワインレッドの体のコラが出回ってて、茹で上がり後とか言われてましたが(宇宙警備隊に入ると体色が赤くなるという噂がありました)、茹でられなくてなによりです、というか「俺のあとに来る青い体の同胞のために」という言葉は素で良かったです。
なんていうのかなぁ、先入観というか、今まで青い体のウルトラマンはいなかった、だから世間は彼を同じウルトラマンだと認識しづらいのだという、というそういうテーマ。


ちょっとわざとらしかったんだけど(あのタイトル文字なぁに?!)(そこか)。
でもこーいう具合のわざとらしさは悪くないですね。なんというのかなぁ、今までもいろんな差別や偏見なんかが扱われているんだけど、差別するほうへの断罪にならないというか、「じゃあどうすればいいんだろう」みたいなほうに持っていくというか(微妙な話はありますけどね)、そこで嘆いて立ち止まらない。
ならばそういう話のわざとらしさは嫌いじゃありません。
嘆きや断罪って結局結末がないんだもん、だったらせめて美しく描いて欲しいじゃない、わざとらしいものって大抵そんなに美しくない。


いや、私が抽象論入ってますが。


明るい話のわかりすさは嫌いではないんですよ。
そしてねぇ、出来ればあんまり都合よくないとなおよろしいですね、だからこう、偽者が出て疑われて、拘束されて、という展開も結構好き(をぃ)。




変身能力のあるババロワ(乳製品ですがなそりゃ)、、、もとい、ババルウ星人というのがヒカリさんにちょっかいを出して振られた腹いせに地球にやって来て偽者に化けて街を破壊しまくってますよ、という冒頭。
続けて本物が追っ掛けてやってきました。
そして破壊の抜け衣を着せられて、マスコミ巻き込んでの大騒動(安)。


ついでに人間体・GUYSのセリザワ前隊長がリュウちゃんの宇宙一の人だったもんで(その表現もちょっとどうかと!)、のこのこGUYSに来てなんかほとんど自分から拘束されてしまったもんで、ミライ君が嘆いてしまってまあ大変。
人間の立場としてのヒカリ拘束と、ウルトラマンの立場としての両挟みだったのかなぁ、それとあと、なんだかんだとGUYSに裏切られたのってミライ君は初だし(他の子たちはボガール最終戦の時に経験済みだけど)。
そこにリュウちゃんがやって来て説得するんですが。
やっぱし意味不明! わかんない!!
通じてる人がいるっぽいから私はいいやっ。


ここのメビウスくんとヒカリさんとの会話は好きかもです。
それがちょっと上の、自分の後に地球に来るかもしれない、同じ体色の同胞のために、という言葉。もしかしたら肌の色が“人種”に相当するんじゃないかっていう予想がありましたが(というか公式外設定、時々公式設定として認められます)、ある程度は妥当な解釈なのかなぁ。




地球人が気付くんじゃなくて。
化けたバハルウ星人が群集を目の前で攻撃し、庇うことによって信頼回復。
(これ、メビウス君がやっぱり敵の攻撃から庇った時と体の向きが逆なんだよね、メビウスはGUYSのほうを向いてて、ヒカリは敵のほうを向いていた。)
まあ、GUYS総本部は実は冷静だったんだし、それでいいのかなぁ。


ヒカリさん、また帰ってきてね〜。