Task.34「遼かなる記憶」

あっりー、なんかいまいちだなぁ。


まあ、手堅いっちゃあ手堅いし、特撮標準からすると充分見られる内容なんですけども、ボウケンとしてはちょっと物足りないというか?
つーか私、わりとキャラクタに愛着があるわけですよ。
かなり大事な6人目参入がすっぽり抜けてたりするわけですがネ...orz


んでどっちかというと、會川さん、大和屋さんの脚本が合うんですよ私。
前篇が會川・後篇が大和屋で菜月ちゃんの過去判明回っていかにも面白そうに思うんだけどなぁ、まあ正体自体は好みじゃなかったんですけど。
(そーいや、比較的構造が近いデカレンでもデカベース登場回っていまいちだったなぁ、うん、いや、あの時はアンドロイド・フローラちゃんがいたりして細かい楽しみはありましたが、クライマックス! 感はなかったですよ。)


つーかまあ、「洗脳されてましたよ」話が面白いことってのはよっぽどじゃないとないんですけども、不味いことにすでに14話で同じことやっちゃってるもんなぁ。;
あれがどういうわけか無茶苦茶面白かったんですよ。
荒川さんとゆーのはアレ、なんで洗脳とか敵さんが民間人を誑かすとかの話を面白く描けるんでしょうねぇ、不思議だよなぁ。どーやっても根性で解決するしかないのになぁ(そんで根性で解決してるのになぁ)。




菜月ちゃんと真墨くんが前話で浚われます。


真墨くんが菜月ちゃんと最初に会った(拾った)洞窟を聞かれ、菜月ちゃんが「知りたい!」と叫んだこともあってしぶしぶ敵さんを洞窟に連れて行きました。えーちゃん辺りとレイちゃんガイちゃんを組み合わせてもあんまし極悪な気はしないんだけど。
なんか真墨くんたちとだと悪い人に見えるなぁ。。。
多分これ、体の大きさのせいだよね(をぃ)。


そしてどうもレイちゃんが、菜月ちゃんのことを「未来を侵略するために来たのだ!」と吹き込んでしまうわけですよ。別にいいんですけれども、それ自体は定番だし、でも自分の意思はどうなんだよー。
今回は誤解っつーかレイちゃんの捏造だったけど。
本気でご両親が侵略を望んでたらその通りにするのですか、自分の生きる道は自分で決めないといけないと思います(基本過ぎる)。だって一人きりで侵略とか寂しすぎー?!
いや、二人のレイちゃんガイちゃんとか零細企業な竜王陛下のとこもなかなか寂しい気もするけどな、まあ、前者は面白いからで、後者は人間への憎しみだからそこは敢えて付くまい、しかしいくらなんでも一人ってなぁ!


もうちょっと手勢とか付けてあげて下さいよ、お父さんお母さん!!
(だからそれ誤解だから、誤解。)
ズバーン君だけじゃあ、仲間と彼を構うのは楽しいけど、一人きりであの子と向き合ってるのは寂しい通り越して寒いよなっっ。




いや、忘れてましたけど、菜月ちゃんが自分の生命力を削ってなんとかっていう、古代の異物に力を与えて、それをガイちゃんレイちゃん竜王陛下がタダ乗りしてました、ケチ臭ー。小娘馬鹿にする前に小娘を利用する自分たちを省みなさーいっ!


いや多分、とどのつまりはそれだけだったなのからかもしれません。


なんだかんだとレイちゃんガイちゃんはえーちゃんと交流があるし、竜王陛下は当人は本気だけどタイミング能力的に真面目な敵さんとは思いにくい。
(むしろ一番マシなのが青の忍者軍団だよな、案外手段選ばないし。)
真墨くんが抱き締めて、そいで元に戻るってのがチャチく見えるわけではない。
その辺は、個人的には面白くなかったけど、それが普通だよねぇ。
別にそんなのは大きなお友だちに向けなくてもよろしい。


ただ、むしろそのくらいで戻って来ても違和感がない、というふうにしか見えなかったという。まあ、地上に出てた戦艦とかも格好良かったけどね。
その危機って要するに対菜月ちゃんじゃんというか。
「クライマックス」としてはどっかしら冷めててもしょうがなかったかー。


いっそご両親が妙なミステイクとかしてたら面白かったかもね。
(悪意のある存在ってのは不味いんでしょう、まあその辺は仕方がないですな、私だってそんな話をたった2話で済ませて欲しくはないし、戦隊はそんなに引き摺るテーマってのは一本に絞るべきだと思ってるし。)


しかし、どなたか言ってらしたけど。
誰も菜月ちゃんの「正体」は気にも掛けない。
それは多分、ご両親が悪意の存在だったのかもしれなくても同じだったのかもしれない、ということを考えると、ベタでもなんでもそもそも触れもしない、というのは惜しかったよーな気もします。


ベタなんだけどさ。w