『ホールドアップダウン』

『ホールドアップダウン』
監督:SABU
出演:V6/香椎由宇
  /伊藤歩古田新太


いや実際、実にすごいと思います。
ジャニーズのV6を使って全員がそれぞれのエピソードの主役を張っておいて、全篇走りっぱなし(ということで有名な監督さんらしーぞ)なんてどう考えても「お疲れさん」としか思えないはずなのに、ぶっちゃけ、どいつもこいつも近寄りたくねぇ!


と本当に心の底から思うんですからすざましい。


てゆかなんですかこの話、一体。
えーとまず、サンタコスの銀行強盗の二人組が、コインロッカーに強奪した現金を入れようとしました、したらお金が足りなかったので近くにいた路上ミュージシャンからカツアゲしました。
そーしたらまあ、当然のことながら彼は怒って追いかけて来ましたので、逃げたら鍵を落としてしまいましたとさ。それを拾ったんすが、まあどうでもよくね?


したら次に出てきたのは警官二人組。
改造拳銃マニア(当然のことながら自腹切ってるわけですが、てか職業考えろ;)と普段はほとんど気弱ながらハンドルを握ると人格の変わるカーマニア(ダイゴくん...orz)(inウルトラマンティガ)。
せめて組ませるなよ、組ませるなよ。;
(そういう問題なのかそもそも。)




とりあえず、路上(浮浪)ミュージシャンを轢きました。
ものすごい勢いで跳ね飛ばしてました。
ええまあ、なんで無事だったとか聞きませんよいちいち、アイドルなんだからいいじゃんね! その後、教会をうっっかりと(しかし思い切りよく)燃やした元神父だかか路上浮浪ミュージシャンを拾ってました。
神さまと、、、キリストさん? まあ、勘違いしてたんですが。
薬でもキメとんのか一体。


その後、冷凍運搬車で運ぼうとしたために(魚漬け)、凍りましたが。
助けよーとしたっぽいんですけどね、救急車とか呼べばいいんじゃね? とか言ったら駄目なんですか本気でさ。


後半ずっと凍ってたんですが、つまり一人ハブられてたんですか。
それは監督も座談会(じゃねぇよ、トークショー収録)で「あれは本人です」とか言い張るわけですね。ところでどれもこれもやたら面白かったですよ。
いやさすがに、本篇があっての面白さとはいえ、本篇よりも。


えーとあと、サンタコスという特徴だけで捕まって取り調べられた冒頭の二人組は(運転免許とか普通見落とすか;)、片方が銀行でそもそも一目惚れしていた女の子が取り調べにきたもので超絶舞い上がって自己紹介。
「うわ、いってー、、、」とか思っていたらば、趣味が電車、というところに差し掛かった瞬間に意気投合。その後、指を絡ませ合って延々延々と電車トーク。もう一人の仲間は映画の中で、ある意味ハブられてたよね。。。
あああ、人形よりも同情してしまうのはなんでだ?!
(だってあの子、本気で舞い上がってたんだもん。)
(アドリブまで入れて浮かれてたらしーぞ、いや女の子可愛いよなぁ。ww)
なんか手に手を取って逃げちゃいました、な ん で だ よ 。




それでです、えーと、凍りついたキリスト風路上浮浪ミュージシャン(どんどん長くなる)を助けようと、元神父はなんか温泉旅館(別館)に行かねば、と叫び出しました。
いや、凍らせたのアンタだし、氷ン中に突っ込むなよ。
てかあの運搬トラックどっからぱちくって来たんすかマジで。
(ところで実際のトラックをお借りして、そこにキリストっぽいペイントをしていたので撮影の間、「目立って最高でしたよ!」とその運ちゃん)(なんで映画の外にまでまともな人間がいないんだ。)
なんかタオルを首から下げていて、それにその温泉旅館名が刻印されてたらしーです。


「あれにはそんな意味があったんですねー」(byトークショーの司会お姉さん)


そんなわけわからん理由はいらねぇから!!


えっとですね、あとそこが、もうすでに燃えてしまっていた模様ですよ。
そのせいでー、ああもう面倒いっつーかどうでもいい。




ところでこの映画がどんな結末を迎えたのかと言いますと、皆が幸せになりました、系。あー、亡霊の皆さまさよーならー。;
てゆうかさぁ、なんの因果でヤツらが幸せになんねん。


まあ、さあ、悪気があるよーな人間は一人もいなかったよーな気もしないでもないんだけどさー、でももう少し物考えたほうがいいんでないか、いくらなんでも。


でこの映画誰が見るの。
(V6は誰一人としてまともに写ってないし、普通に見るには耐えないし。)
あー、そうかー、超雑食かB級好きー? あと騙されたアイドルファンな。
見る側まで馬鹿なんですかそうですか、くそう...orz