『ホーンブロワー 海の勇者』第一部「決闘」前半

えーと、クレイトンさんが美人です。


いやいやいやいや、そーいう(そういうってなに)役回りじゃないんですが、主人公くんがいきなし船酔いした時に介抱してくれたことに始まって、なにかと周りに気を配っているような風情だったもんでついついつい。
(だってそもそも海軍だから男ばっかなんだもん!)


いくらなんでも、知名度もそんなに高いってわけでもなく(意外と同類は知ってる)(ヲタはなんでも知ってる、つーか役に立たないことから大抵知ってます)、これが初回視聴って時にそんな書き出しってのは如何なものかと思わないでもないんですが。
だってしみじみとそれが結論だったんだもん。
あ、そんなーに、顔立ちが耽美とかってわけじゃないですよ、それでもわりと整い気味ですが、なんか物腰が柔らかくてさぁ、、、♥




タイトルの“ホーンブロワー”というのは人名。
(下の名前、見てた時には覚えてたんですが忘れちゃったな。;)


医者の息子で、海軍の士官候補生がとある船に配属されるところから話は始まりますがー、なんか展開早くて1話の終わりにはもう船移ってるよ。
いや、戦争が始まったんだけどね。
よくわかんないんですが、彼が配属された時に、「なにやって飛ばされた?」みたいなことをいきなり聞かれてます、年齢からして若すぎる、みたいなことも、どうもよくわかんないんですが、あんまりいい(手柄の立てやすい)船ではないみたいですが、すみません、どんな船だか忘れました...orz


海軍モノって前に見た映画『マスター&コマンダー』以来の二作めになるんですが、こっちのがわかりやすかったです。なんつーか、素人的には下から見たほうがわかりやすいってことになるんじゃないのかなぁ、単純に。


船長は病気で日に日に弱っていくそうです。
(ちなみにこの船長、ジョシュア? だっけか、主人公のお父さんの友人か知人かそんなところだったよーな、もしかして軍医とかかな?)




んで、海軍は新入りをがつがつ苛めるそーです。
同僚の士官候補生たちは、とある事情があってむしろ親切だったんですが、そこに表われる影、「仕官試験に落ちた」というなんか横暴な男。士官候補生同士なんですが最古参(どうも試験に通れないらしい;)。
頭ごなしに命令していきやがります。


「皆の悪夢」とのことですよ。
つーか、悪夢の原因になって痙攣まで起こされてるし、まあちょっと見ないとこの感覚は伝わりにくいかと。悪意の塊みたいな感じですね。
(搾取じゃなくて苦痛を与えること自体が目的っぽい。)
(それってコンプレックスが強い場合の行動だわね。)


でもって、一番優しい(んでちょっと実際に臆病らしいんですが、本気で若い主人公のことを守ろうとして一生懸命)(可愛いーw)(それもそれで失礼)クレイトンさんに、なんとか庇われて徹底的なことにはならないものの、かなりの一触即発状態。
理不尽なことが嫌いらしくて、なかなか大人しく従っていられませんし。
誇り高さがこの時は災いして「死を考えていた」なんてことを口走ってしまい、クレイトンさんに宥められてます。若いなぁ。




んで、なんとかその状況から抜け出そうとホーンブロワー青年が取った行動は、というのはなんつーのか。うーん、無謀な気もします。
でもまあ、誰かがなんとかしてくれる。
なんとか我慢していれば、というよりはいいのかな。
(けど私は、逃げる、ということは別にいいと思うけど、「死んで逃げる」というのはフツーに嫌い、「死んでも成し遂げる」のほーがいい。)


そいでさらにクレイトンさんの取った行動は?


というのがやっぱり1話のメインテーマなんじゃないのかと思います。
やっぱり、自分にないものだけ(勇気っつーか無謀だよねやっぱw)を持ったホーンブロワーのこと、可愛かったんじゃないのかなぁ。
丁寧に作りこまれたっていうか、そんなべたべたした描写があるわけでもないのに、各人各人の思いが薄っすらと伝わってくる良作なんじゃないかと思います、設定とかわからないなりに面白い。


理不尽な悪意もなー、気分が悪くなりそうなのに、目を逸らしたくなるってわけでもなかった。ちょっとやっぱり痛々しいけどね、それはクレイトンさんがなんとかしてくれることもあるし、他の人らもそうだし、主人公が完全には諦めてないからかもしれないし。


しっかし、惜しいぜクレイトンさん(いい話だったけどね)。