第2話 ノーテンキラキラ

うお、フェチだ?!


靴フェチですよ靴フェチ、ハイヒールに注いだ白ワイン(多分、いや靴が白だったからさぁ、赤なら赤ワイン)とか。なんつーか、こういう社会密着型の登場人物でもってきた場合、敵はそれに相応しく「人間の愚かさ」を諌めるよーな感じに自然となっていくだろうと思うんですが。
敵もフェチ、つーか思い切りよく変態。


幹部格の登場が待ち望まれます、まともな人プリーズ!!
(その待ち方はなにかが違いマス。)




今回の敵は、とある店で靴を買った女性を浚う、という。
紛うことなき靴フェチです。
店に基本女しか入れなかったのは単に趣味に違いない。


(ついこないだ復活したばっかのくせになんで変態なんだろう。)


そしてその関係で主人公とサブ主人公が女装してました、「オカマの喧嘩だー!」という野次のほうに受けました。
いや実際、見ればわかるけど主人公可愛いやん(化粧も薄い)。
サブのほうはびっみょーだと思ったんだけどなぁ。
アングルで誤魔化してたけどな、忘れられない! ってのも逆だったら納得なんだけど、しかしあんまり主人公はまんますぎるという意見も(拘るな)。




しかしあれですね、この主人公は金の使い方を知りませんね。
今までの借金ってのも単に維持費生活費できりきりやって来ただけで贅沢のツケなんかじゃあなかったんだろうなぁ。
そこにリアリティがあるかないか、なんつったら。w
むしろそっちのが自然だよなぁ。
年齢知らないけどありゃ若いだろうし(顔立ち自体は古臭いけど)。


今回は前回、主人公が自分が超常の存在になったことに舞い上がり。


今までしてた借金にさらに借金を重ねて、普段の行動範囲内での豪遊をしていたっぽいんですが(高級店であんなことしてたら確かに叩き出されて終わりだろう)(あの程度の金額でカジノ買うのは無理じゃないかな;)、それがいわゆる消費者金融でなく銀行らしいってのに時代を感じます。
そーいや、私が高校生くらいの時代の番組だし。
街角にばんばんキャッシングコーナーがあるわけでもなかったかな。
でもバブルは弾けてたよーに思うんだけどなぁ。
銀行員一個人で裁量なんて出来るのかしら?
(言い包められたらしいってのはお約束として置いといて。)


いかにも人間の愚かしさを諌める、てな構成にしてたくせに、実際途中まではその片鱗くらいは見せないでもなかったのに回収がなかった点はばっちりです(えー)。説教臭い展開への密かな批判、とまで言うとこじつけてます。


まあ、あんまり乗り気ではなかったところで。
回収にまで手が廻らなかったので潔く放り出したとかだといい感じ倍増。




「アキラもっとあったたかったよ!」
と探偵助手ちゃんが言ったのは素直にいいシーンでした。あの生真面目さんのほーのエリさん(なんかまだらに覚えてる;)との関係もちょっと良かったし。


女がいないと入れない靴屋ー。
てな展開で、Wヒーローの女装! てなことになっても、微妙に受け狙いではなくてやるときゃやるっつー印象のほうに傾いた感じで良かったです、てか女性陣良いかも。
(まあ実は受け狙いなわけだが。)
(ラストで中オチがあるもので、そこまでは引っ張らないとならん。)


まあ全てはフェチだったわけですが。


いや敵さんに限らんと、ヒーロー側も含め、ひょっとして製作者までそうじゃないかなっ? てな感じです。洒落がわかんないと苦痛ですらありましょう、わかんなくても罪はない(しかもまだまだまだまだ生温いとの証言もアリ)。




そうそう、「本来変身するはずだった男」と。
「まかり間違って事故で変身してしまった男」(運命に選ばれたんだよ、という責任者さんはむしろポジティブじゃないかと思うな)なんていう対立要素に関しては、この辺は普通に嫌いじゃありません。
いやだって、するはずだった男があんましうっとおしくないし。
(顔のわりに、とか言うとむしろ私がちょっぴし差別臭い。)
しちゃった男も説教臭くないしね。
この辺りは役者の配分も小さくないのかもしんないね。
まあもちろん、まだ薄いというだけかもしんないですが。