第十六話「赤酒」

「ほらー」(敵さん)(基本一匹)が表われないたった一晩。
20年に一回のことなのだそーですよ。
設定とかは清々しく忘れてみました、ファンタジー設定って覚えてもなんか虚しいんだよね。『指輪物語』くらいワールドワイドならともかくも(指輪学とかあるし)(ちなみにハリポタも無視)。


こーが君はそんな夜に、お父さんが20年前にしたゲームの続きをしに来たのだそーですよ。
なんか森の中に暮らすじー様と。
てゆか、こーが君のお父さんより年上だよなぁ?
えらくまた悠長ですが、まあ、フツーの交流くらいは出来るんだろーね、そんなに行動に制約、、、あるのか?(なんか行動範囲はあるみたいだったけど)


なんかお坊さんみたいだなー、なんて思ってみたりもしましたが。
いや主に剣戟とか中国無頼モノなんかに出てくる中立さんとか(たまに剣持って戦ってたりとか)、そんな感じのイメージで。
実際は技術者さまだそーですよ。
こーが君の喋る指輪、ザルバさんの産みの親なんですとか。そーいや「口が悪い」とかぶーつぶつ言ってましたが、口が悪いというよりか嫁いだ相手がそのくらいでなきゃ通じない無口さんだっただけなよーな気もします。語弊は認めません。




なんでもそのゲームはチェスみたいなもので。
実際に気? まあ特別っぽいエネルギーを乗せて、駒同士を戦わせるとゆー。それはえーと、駒が勝ってさえしまえばルール無用なんですか、それとも条件によって強さが変わったりするんでしょーかと気になってはみましたが。
そもそもカードゲームの類がちっともわからないので別にいいです。
(TRPGとか、どうしても勝ち負けがわからない;)
(テーブルトークロールプレイングゲーム、会話主体で進むカードゲームですけども、状況は基本的にプレイヤーが作る。)


駒と駒がぶつかると、ホログラムのよーな画像がちゃかちゃか戦ってますが、なんとどー見ても片方零ちゃんなんですけどー(OPのだよねー?)、こーが君がこーが君なのはいいとして、相手なんでだよー。
やっぱり、技術者さまは代理なんでしょうか。
おっちゃん見た目も結構強そうですよー。
お年寄りに(俳優サン)アクションを強要するな、というところでしょーか、そーいやそもそもゲストだったっけか。あー、そーだそーだ、ゲストさんによってアクション割合全然違ってるか。


んにゃ、詰まんなかったわけじゃないんですよ。


ただもともと、アクションに比重を置いてないもので、それを無くした回って言われても、あんまりどーとも思えず。
まあ、確かにいつもと雰囲気変わんないなーというところ。
実際には、結構大したことなんでしょうね、ボードゲームの向こうにある幻影でもって、本来カタルシスを及ぼす「戦闘シーン」の替わりをしてるわけなのですから(私にその作用が及ばないのは、まあ残念でなくもないですが、最初からないものはないので正直拘る気になれないんですよね)。


うん、私にその評価を下す能力がないのは残念ではあります。
この回のゲストさんは好きですけどねー、あとこーが君とお父さんの話をしたり、幼馴染の邪美さんの話をしたり(顔見えないけど可愛いなーww)。
あんまり人間味を感じさせないこーが君なので、そもそも畏まってるのも珍しくて可愛かったしね。




ふ、雰囲気雰囲気。。。


多分、「ゲーム」に生命の掛かってる、ということを本気で認知してたらもう少し面白かったんではないのかと思うんですが。
だだだ、だってその周辺はこの話、わりと曖昧だし。
生命の重みってものは、ないっていうか、表現しよーとしてないですよねぇ。うーんうーん。カオルちゃんが驚いてても、ピンと来ないものは来ない。;


また、こーが君が緊迫した顔をしてても、それがそう見えないという意味ではなくて(ちゃんと表情になってる)、そう見えた上でなんとも感じないというか、いやこの辺は多分私との相性なんですが。


人生に腹を括ったじー様と、己が始めたゲームでもないのに諾々と従ってしまう青年という、表現していたものに不足は少しも感じなかったのに。
それでもそこに緊張を感じら取れないという寂しさ...orz


まあ、じーちゃんと孫くらいの年齢の親子二代をつないだ昔話としては結構フツーに面白く見れました。てかそういう目で見てました。


でもまー、自分が負けたら極々素直に寿命は差し渡すつもりだったんでしょーね、あのじーさん(で多分こーが君が嘆く)。
そーいうふうには見えました。