第9話「見知らぬ町に追われて」

あかん、俳優さんたちが楽しそうに見えて仕方がない...orz


なんというか、皆揃って絵になる兄弟ですもので(偽者出ました)、高笑いで機関銃をぶっ放しててもナイフを振り回してても画像としてはいいんだけど。
どーしても趣味で絵を作ってる気がして興が乗らないというかなぁ。
んにゃ、なんか一部を除いて文句ばっかし言ってるっぽいですけど。
全然合わなかった回ってのはあんましないです、ハイ。つーかそういう回は全く余所事を語るとか傾向がどうだとかの飛び道具が出たりします。
(好きでもそういうことやりますが。)
文句言ってるうちは気になってるんだっての、あれ真理だよね。


とはいえ、ハード路線とか言われると「けッ」としか思えないんですが。


兄弟たちが酷い目にあってるっつってもむしろ被害受けてるの周囲じゃんっ、いいよ、そりゃ仕方ないよ、やったの宇宙人だよ。
でもそういうことになるんだからもっと慎重に動くべきなんじゃねぇ?!
あとせめて、前もって情報とか相手に言っておくべきだと思うんだよー。


てなことを、30分、若干道を外れ気味だったとはいえ子ども向けの番組に要求しても仕方がないとは思ってはいるわけですが、それでもシビアってのは違うと思うんだよなぁ。
説明が欲しいわけじゃない、道理が欲しいんだよ。
見えないのかもしんなくても、人間の行動には流れがあるんだ。それがちぐはぐだと、キャラクタが幼いよーに見えてしまうんだよ。
それ自体が欠点ってんじゃないよ、しょうがないよね。
でもそーゆー話をその部分で持て囃すのには参加できないス、私は。
わりと好きなのは兄弟が可愛いからで、戦闘シーンが格好いいからですよ、ちなみにシルバー仮面除いて(やっぱ無理w)。


私の子どもの頃も、なんかわりと「しっかりした」特撮ってのをやってたらしく、今でもちまちま特撮ファンに語られて残ってんですが、でもさー、それでも一般ドラマに比べたら制約やらメイン・ターゲットでどうしても雑いし。
はっきり言って特撮だからって点甘くなってんだろと思っちゃうんですよね。




で、だ。


兄弟たちに化けた極悪宇宙人たちが、とにかく機関銃をどかどかどかどかぶっ放しまくる話のどこにどう感情移入せいというのか聞きたいんですよ。怯える人間やら憎悪を中心に撮るべきじゃないの?
非難を浴びて縮こまる兄弟たちを描くべきじゃないの?
ひたすら「絵になる」極悪偽兄弟を中心に撮ってるってなんか違うんじゃないの?!


ぶっちゃけ気持ちはわかるけどな!


気持ちはわかるんだけど、楽しくもなんともないっすよ...orz
なんかもー、この回は約2/3くらい出来のいいスチールでも見てるかのよーな風情で見てました。こ、これが本物の兄弟たちの復讐とかだったらどんなにか。;
被害者出さずに逃げるとか(褒められたことではないけど)、だったら子ども向けでも別に可能だったのと違うかなー。なんでこういうふうにしちゃったかなぁ。


もちろん偽兄弟で、このエピソードでいいと思うよ。別に。
自分たちに成りすました宇宙人が殺人をして、非常線を張られたっての。
しかしそこで趣味全開にしちゃ駄目だと思うんだよね、、、どうもなんか変な暗部見ちゃった気分なのですよ。俳優さんたち、フラストレーション溜まってるのかなー、とか、監督楽しそうだなぁぁぁ、とか。


つーか、偽兄弟と同時に出現したってシーンからはちゃんと面白く見れました。
自分たちの潔白なんぞより追わなきゃなんない、というところも、今まで兄弟が出してきてた結論の中でも好きですよ。つーかまあぎりぎりで納得が行くか行かないかというレベルだったから正直今まで(言うな)。


あと二人の刑事さんも良かったよね。
(「こんなことを公表しても誰も信じない!」てのは無理もないよなー、後の刑事さんとの掛け合い全体がなんか良かった)
(ストレートに謝罪をされるってより、むしろ味があったと思う。)
今回別に、話はいいんだ話は別にっ。


そこがどうしても1/3程度の比重にしかなってないような気がして...orz
被害は出てたよなぁ、被害は。うん、兄弟が訪ねようとしてた博士の関係者がナイフで切れ割かれてたし(災難な;)、非常線配備してた警官なんかも結構大変だったんじゃないのかなぁ、やっぱり。機関銃掃射に立ち向かう武器なんて普通警察持ってないし。


でもなんかその「被害者」たちが。
なんか話の展開上の、障害物なんかの置石にしか見えなかったんだよー。。。


後半に出てきた刑事さんたちにはちゃんと重みあったけどね。
やっぱりこれ、偽兄弟たちのための話にしか見えませんでした。;