Task.12「ハーメルンの笛」

脚本さんが変わってましたね。
つーか、暴走してねーっ。うわ、すげー、こんなに明確に変化がわかったのは初めてかもしんない。や、「変わった」というのはたまにわかりますけど、それは単に知ってる人から知らない人、というパターンが多かったんですわね。


両方知ってて、わりと好きな人同士の変化ってなんか複雑だなぁ。
(データとして。)


えーと、今までが會川昇サンで、今回が小林靖子さん。
私の場合、會川さんが『アバレンジャー』(お気に入りの回ですだ)、小林女史は『セーラームーン』ですね。性格設定が緻密で良かったなぁ、配分とか。




しかしそんな緻密なのは『ボウケンジャー』じゃねぇっすよ。
多分、ご当人も半ばわかってたよーな気もします、さくらさんを使った回ってのはある意味で嵌まってたと思うけども、全員を危険が襲う回ってのはちょいと早かったんでないかなぁ(や、脚本関係無しに)。
つか大抵、「変化」というより「劣化」として捉えていたんですよ。
レベル的には、総合的にはむしろ小林さんのほーが上かなぁ、性質の違いってほうが多分大きいと思いますが(戦隊向きかどうかまで考え合わせると拮抗するかもしれなくもない)(小林さんは頭がいい)。


まー、ぶっちゃけると違和感がありました。
統合性としちゃあ、明らかに上なんですけども、や、や、これが初回ってんならまず間違いなくこちらに軍配を上げていたと思うんですが、ここに入ると、うーん、と。
そこは投げていいよー、というか。
(むしろ染まってるとも言えなくもない。)




でも、きりっと前を向くさくらちゃんが可愛くて。
ああしかも、来週も可愛い子が、、、っ。
別にそっちの人じゃありません!


いやいやいやいや、今回は、えーと、青敵の人たちが「ハーメルンの笛」を手に入れて、子どもたちを連れてったー、というような話です。
あれも結構パターンがありまして。
私が聞ーた中では、ハンセン病で説明してたのが面白かったかな。
ついでだからつないどくか。
前回みたく、間抜けなことになんなくて良かったねー、わはは。
(「希代の天才」と時代だけで誰のことを指しているんだか、すぐにわかるのはヲタだから)(そしてヲタ仲間たちが確実にそれを共有してることもわかってますともさ。)


Wikipediaハーメルンの笛吹き男


つか、伝説題材としちゃあ未消化気味かもね。
あれじゃあフツーの怪人と変わんないじゃん。
(連れてった子どもたちを生け贄に、「きょだいななにか」を蘇らせるのだー、って投げすぎやー!)
あー、こっちに凝って欲しかったかも、ヲタ的には。




しかしテーマはそんなところにはなくて。
真墨くんと青がころっとビルの上から落とされても、平然としてて、赤は「お前たちを信頼してたんだ」と適当なことを言うものの。


「だって、すでに落ちてしまったんだから出来ることはありませんでしょう?」と返されてしまうという、うわー、超クール。;
落ちた二人が落ち込んでいたり、赤がど下手なフォローをしてたり。
菜月ちゃんが「えー?」と小首を傾げてたり。


んでもって、この時点ですでに内包されているよーに、できることがあるのならば全力で掛かるのが彼女ですよと。
それが危険であっても、分の悪い賭けでも。
そのほうが正しくなくても。と。




その命題立てと結論は正しいと思います。
しかし話運びがー、なんかー、ちょっとー。
辻褄は合ってました、明らかに、多分番組至上最高値。性格設定もよし、さくらちゃん可愛いよー。可愛いよー。
多分、無茶してないから寂しいんだと思います、ハイ。
よく聞いたらちゃんと無茶はあったよー、というのは話としては上手いけどぉっ、カタルシスがーーー。


あ、ところで機関銃は誰の趣味ですか。
可愛いじゃないですか可愛いじゃないですか。
しかしえらいまた年寄りにしかわかんないネタやりやがりましたね、私だってリアルタイムはるかにぶっちぎってるんですが。