#9 悪魔の計略/#10 花嫁への遺書

破談と、再度結婚とゆー話になって。
その結末としての心中までか。


いやいやいやいや、かなり途中がばっさり切れてるよなー。


えーと、主人公のみねちゃんが捨て子さん。
最近、義理のお兄ちゃんが連れて帰ってきたお婿さんと仲良くやってたんですけども、同じお家で育ったみわこちゃんに岡惚れされて。
取られちゃいましたー。
というよーなお話です。


なんで今更説明し直すのかとゆーと、忘れてたからです、いまいち。
とにかくどーにもこーにもみわこちゃんが濃すぎてな。
そして展開があんまりにも早すぎるよーな。。。
でも映画なんかでも2時間しかないよね、なんでこんなにも急ぎ詰め込みました、みたいに見えるのかなァ、むしろ切るべきところが切れてないのかしら。




でもって、そのお婿さんのはにゅー君と。
乳兄弟のみわこちゃんが心中する、という結末。


でもなんかこう、「そう見える」というだけのことじゃなくて話の作りも全体的に、そんなに真剣な恋愛のよーに見えないんだよね。みねちゃんて。
だから破談になったらするっと諦めちゃうし。
(全員そのつもりになったら、特に問題なく結婚が可能になるところとかさぁ、それを推し進めたみわこちゃんが特別ってんじゃないよアレ。)


挙げ句、病室で抱き合ってる二人を見ても「奪い返す」とか思いも寄らない。
結婚したら、ずっと一緒に過ごすことになるから、みわこちゃんと別れるんじゃないかなんて漠然と期待していたりする。
醜くはないけど、必死には見えないよねー。


なんとなくはにゅー君が哀れっつーか。
うーん、どうしても身勝手な人間に見えなかったのは、役者のカラーとか演出のせいもあるんですけれども、まあ役者の力も少しあるのかなぁ、と思いなおしてみました。


や、でもみわこちゃんの心中の「夢」の話を聞いて。
具体的にどうやって死のうかな、痛いかなーという妄想を巡らせてるシーンは、悪いが笑わせてもらいましたとも、「そうか、、、失敗か」じゃねぇだろ。
いやいや、すげぇ真面目なことはわかるんで尚更おかしいんですが。




おままごとの相手みたいにお兄さんに選ばれて。
そのまま結婚してたら上手くいってたろーなー、というか。
そういう雰囲気はあるのですけれども、それじゃドラマにもなんないかな、というか。ある意味でありふれたカップルには見えましたけどね。


この2回にはみねちゃんとはにゅー君の本当の破談の他にも。


みわこちゃん→みねちゃんへの憎悪ってのが軸としてあるわけですが。
理不尽っちゃあ理不尽だよね。自分のほうがむしろ恵まれているのにさ。
(だから許せない? でもなんか、はにゅー君がどうこうよりも強そうに見えるんだよね、感情的に。)


でもなー、みねちゃんのほうもみねちゃんで。
「心中に憧れていたみわこちゃんが」
なんていうモノローグにはちょっとぞっとしました、正直。だって明らかに夜中に飛び起きて、だらだら冷や汗を流しながら熱に浮かされてたみたいに喋ってたのに。
痛みやら、焦りやら、悲しみのよーなものを交えて喋ってたのに。
それを「憧れ」の一言で片付けてしまうのか。。。


なんか、見下してたのはひょっとしてこの子なんじゃないか、いや、「心中に対する憧れ」というのは私ら世代になるとよーわかりませんが、少し古い時代になると実際に存在してたりもするんですけれども、それにしたって。
貴婦人への憧れとかと同列にしちゃうの?


「憧れ」にくすり、と笑ってた雰囲気だったのは、もちろん変にも見えませんでしたよ、だって他愛もなくて可愛いですよね。それから端を発した高飛車な言動を軽くあしらうところも。
「ご落胤」の話を聞く以前から自分よりいいところの子だって意識も。含むところがあるよーにも見えてなかったんですけども(少しは気にしてしまってもそれが普通だよね)。
ちゃんと話してたのかな、きちんと聞ーてたのかな、という気になってしまう。




言うまでもありませんが、この齟齬っつーか、二人の温度差は。
ドラマの中に設定されていたものですね。
(推測とかじゃなくて、「ここまで」は見ればわかります。)
(その齟齬が表現してるものは? というところからはむろんわからない。)


なら、みねちゃんとみわこちゃんの関係ってここで終わったのかしら。