#2「偶然も極まれば必然になると言っても過言ではないのだ!」

だから長ぇんだよ!
あーもうやだー、日付けタイトルが途中で切れるー(なに拘ってんの)、ていうか、見出しを文章スタイルで書く≪はてな≫でよかったー。


ところでこの話、変な縛りがありますよね。


そのせーで、犯人はすぐにわかったんですけれども、そいでもってまああれです、だいたい概ねの動機もわからんでもなかったんですがー。
そこに至るまでの筋道がさっぱと読めませんでした。
ていうか、読めるわきゃありません、読めたら変な人です。
つーかアレ、一体なんなんですか?!
推理小説マニアとかに喧嘩売ってますか、もしかして馬鹿にされてますか、それとも愛するがあまりに逆らわずにいられないんですか!


という、私のラブコール届いておりますでしょうか。
いやまだ、ちっとも釈然としてませんが。
全然納得なんかするつもりもありませんが、別にそんな感情面の部分なんてどうでもいいんですよ、先が読めないことがなによりです。




読めませんでした。
ええもう、犯人を推理するというより、ぼんやり見てるだけでカテゴリ分類してってしまうというか(こうすれば盛り上がる)(このタイプの展開だとこれが見栄えがいい)(この作り手はこーゆー嗜好)、人間のタイプを分類してだいたいの思考をトレースするなんていうわけのわからんことを趣味にしているんですが。
趣味っちゅーか、フツーに創作物見てると正直演算が余ってしまいますもので、余所事を考えるよりも対象物に意識を留めようとするとそんな嵌めになるんですが(楽しいかというとまあそんなこともさしてありません)(でも慣れた)。


今回の趣向はちっとも読めませんでした。


まさか、どうやって霧山氏が、あれですね。
状況を限定して犯人を特定するかだけに労力が注がれていたとは。。。
「偶然」をテーマモチーフにしていたとはいえ、いくらなんでもあんまりです。
視聴者を舐めているんじゃないかと思われても同情しませんよ!




オリンピックを目指していた姉妹の片割れが川に転落して死亡。
そいでもって、その同日、彼女の死亡時刻ではないかと思われる時間より1時間半のあとに、姉妹の共通のコーチがガス爆発により死亡。


その事件二つを結びつけ、姉を殺したあと、コーチが自宅に帰りガス自殺を企てたのではないかという説が出て、当時の警察はその証明にやっきになった模様でした。


てか、書いてて気付いたけど、意外とディティール細かいな。。。
今回はあれですね、そのセンは捨ててたのかと思いましたが(どうして細かい気遣いを懸命になって隠すのだこの話は??)。
ラストの「留守番電話」は話から外します、いや別に、評価してるとかしてないとかじゃなくて、そういう問題じゃないでしょうアレは!!(逆ギレ)




要するに、死亡推定時刻は前後2時間以上は特定出来ないんですよ。


詰まるところそーいう話でした、いやもう、私はっつーかミステリマニアにはこれで説明になるんですがー。
午後6時半と目されてた事件が、午後8時半だったという誤認があったっつーことですね。それで捜査したところで一体なにが出るか。
もともと計画殺人ではなく、ありゃ事故ですよ。
つーか、隠されたから殺人ですが、自首の一つもしていればせいぜい傷害致死、確か時効は7年(うろ覚え)(信じちゃいけません)(いや時効の長さ)。


夕刻にちょーど橋の上が空になる時間がある、という前提で捜査しちゃったんでしょうねぇ。夜は人がいないような口ぶりでしたし。あの刑事。
初動捜査、つーか推理ミスっすね。
まあ、あの偶然じゃあ、無理もないっちゃないですが。




でもって、証拠。
あれがなんの役に立つのか、というと、「死亡推定時刻のズレ」の証明にしかなりません、偶然姉が、コーチの死亡のあとに電話を掛けていた事実が。
なんで15年眠っていたのかという、それだけの意味合いですよ。


つか、上の偶然と、下の段の「偶然」はニュアンスが違います。
上の偶然に関しては、まあアリでしょうね、正直。
下のについてはー、なんじゃそりゃあと思ったんですが、、、これが悔しいことに事件自体にゃ全然関ってないんですよね(アレが残ってればまあ事件解決してたでしょうが)、霧山くんの説明道具の一つでしかない。


というわけで、今回は全然。
ネタに触れる暇がありませんでした(余計なコト減らせば半分よ)。
ところであの妹さん、一体全体いくつだったのだろうかという疑問が、作中なによりも気になった私は阿呆でしょうか。水着姿見れて良かったね!