『月のあかり』

しかしホントになにが言いたいんだか。

『月のあかり』
監督:倉持健一
出演:椎名へきる笠原紳司葛山信吾


えっとぉ、贔屓目に見て、GYAO(無料)の映画館の中(当時)で一番微妙度が低いよーな気がしないでもないですが、ラストまで見終わってしまうともうちょっと上のほーにマシなのがあるよーなないよーなそんな気がしてくるような出来でした。
(どっから見ても褒めてない)(褒めてません。)


まあ、ぎりっぎりのところで評価に値しない扱いはしないつもりですけど。。。
月無制限レンタルまでだったら許してもいいかな、てレベルかなぁ。


とりあえず、女の子は良かったです。
顔が可愛いってんじゃないですけども、すげー可愛かった。
あと、「おっさん」もまあ、ところによってわりと。この二人のシーン、雨の中の東屋(というのが相応しいよーな気がしたけど、素っ頓狂な表現だったらごめん)(わざわざ調べるのも面倒いし)のところは名シーンと呼んで差し支えないんじゃないかと思います。


あと、「月子さん」の幽霊も。
なんでスカート履いてんだ、こりゃ誰だ、そもそもあの子はあっちにいるぞ服の色違うぞ、なんていう意味のない混乱をしていましたが、むしろ造型(生きてる人ですっ)が良かったよーな感じです。
つか表情?
一目で魅了するよーな役者っているんだなぁ、うん。




でもって、私が目当てだった葛山サンはー、そりゃあ薄々知ってましたけどもー、「バカ」のお役でしたともさっ。
わーすげー、ちゃんと足りなく見(ry


上手いと思うんですけれども、、、うん、贔屓目抜かして。
しかし、特撮俳優として写ってていいのかしらこれで(もう一人、同じ年にやってた戦隊モノ、『タイムレンジャー』のヒトもいるのでホントにその触れ込み)(んでもって、なんでGYAOが無料配信してたかというと多分『ウォーターズ』つぅ、特撮俳優ばっか集めたホスト映画がやるからっぽいですヨ)。
(なのにCMバナーで葛山サンだけ切られてたw)(大概泣くぞ)


なんか人生から逃げてるっぽい男の子も良かったですよ。まあ。
多分これがもう一人の『タイム』のヒトでしょーね。
月子さんとおっさん、女の子と男の子、つー二重写しの構造とかね。その辺も悪くはなかったですよ。てか、一時間番組ならこれでいいんですけれども、うーんうーん。
つーかマジ、その部分だけだと一時間くらいでない?


でもって、「バカ」が横でおっさんのために泣く。
(お店を譲ってもらう、で一区切り。)


うん多分、そんなに悪くない。今の映画というには短いけど。
もともと特撮俳優ー、カリスマ声優ー、なんつぅ微妙な作り方で発進してるならその長さでいいんでないの。なんかと抱き合わせで上映するか安くするか。


そいでもって、女の子とおっさんの雨のシーン。
あれは色味も美しかったし、緑に女の子の服の紅が映えて奇麗だった。
いや待て待て、月のあかりがタイトルなのか。うーん。


まあ、「ヤギ屋」も良かったんでないですか。
あの剥き出しみてーな店は確かに、人が褒める意味はわかりましたよ。
なんか白々しかったけど、白々しく褒めるよーな良さというか(表現がいつもいつも微妙ですよネ私が)。




むしろさぁ、最初辺りに出てきたヤクザ良くなかったー?!
あのおっちゃん、ずっといないのかなぁ、とか思っちゃったよ。
おっさんと幼馴染っぽい人とのエピソードもいいっス。


「化け物」(としか呼びようがない)(変えるとしても「モンスター」)(そこまで同じだと変える意味ない)のシーンは、いやまあ、全っ然、わかんなーいッ!
と喚くつもりまではないですが。
だからお前はなんなんだ、としか言い様がありません。
お前は一体なんなんだ!


もし万が一見ることがありましたら、どれのことをそう呼んでるのかはさっくりわかると思います掛け値なしに。
へきる嬢(役名もともと存在してないよっ!)のこと気に入ったのはわかったけどさーっ、そこまではわかったんだけど、あれだけ? あれだけ??
どこがどうなってどういう空間設定であんなことになったのよ?!
本気で化け物じゃあるまいしーッ。


水増しがなければ(他にあと1.5種類)。
そこそこ悪くない映画なんじゃないかと思います、水増し部分スルー推奨!
葛山サンのファンの方は、強く生きて下さい、案外慣れるかもしれません、もしくはわりと最初から心が強いヒトがファンになっているかもしれません。


ていうか、こういう組み立てから微妙な話の水増しは、笑い(笑えるよーな笑えないよーなそこもまた微妙な感じの)であるべきだと思うんですがどうなんですかそのところーっ、なんでミステリアス展開が突っ込まれてんだよっ。
痛ぇじゃねぇかこの馬鹿がーーっっ。