スペシャル、総集編第一部「武士になる!」

えっと、とりあえずまず、総集編、、、?
なんていうのか、もっと本編丁寧だったんですか、ていうか私は≪新撰組≫(まあ変換がこっちしかないので)知らないんですが。


なんで知らないのかというと、戦国武将なんてのも軒並み知らないんですが。
あと有名な武人とかも、耳に入るのを覚えるのも嫌々やってます、そもそも政治家とか文化人なんかの嗜好だったりするもので。
けれどでも、武士の集団ってぇからには、厳しいおっさん(ではないらしいと聞いていて、まあ若干楽しみ要因は増えてましたが)(若いほーが元気いいじゃん)(てかその思考がなんか年寄り臭い)が出てくるんだろーなと、思ってました。


裏切られました。


わー、その辺のにーちゃん。
うわーうわー、すげーく、その辺にいても通りすがるだけのにーちゃん。
そもそも芸能人オーラとかそんなこと言ってらんない、えーーと、うーん、と稲垣じゃなくて慎吾、、、えーとえーと、香取慎吾? サンですが(検索ナシで出ました!)(けど漢字がいまいち自信ない;)(次書く時に調べますー)。


俄然見る気は湧いてきましたものの。
たーらたーらと話が進むっぽいので、そして青春ドラマとか好きでも嫌いでもないですもので(フツーの人間が異様な状況にいるのが好きなのであって)(フツーの人がフツーのところいる)(もしくは異様な人間が異様なところにいる)(はどちらとも興味がそんなにありません)。
こないだ見た『新撰組血風録』のレビューを書きながら視聴という異様事態。




とーても丁寧なのはよろしいんですが、興味が薄いんです。
でも丁寧なことは良いことです。それは土台のよーなもので。
なければ家が建ちません。


最初のほーだと「多摩の百姓は死ぬまで多摩の百姓だ」という友人との(親友か?)シーンが好きですね、ていうかむしろ、殴られてるじーさんのふてぶてしさ、というよりは諦観と、それを認めるのが嫌だという態度のにーちゃんが良かったんですよね。
その時代にあった、不満めいたものがわかるじゃないですか。


もしそれがどの資料に書いてない捏造だったとしても、そーいうものがありえるというのは人間の実感としてわかるじゃないですか。
そして単純に、私は納得しました。
閉塞された社会に、それに慣れた人たち。
それに慣れようとせず、そーならないことをなによりも望む若者。
ていうか、若干馬鹿、ていうか愚か者。




開国を迫る黒船が来て。
その調査に関係する学者についてってそれを見て。
幕府の高官が(さすがにこの事件は知ってますが、このレビューで名前を書いても意味がない)、その、主人公たちと似たよーな立場。
ろくな地位もなんもない、若い浪人に殺される。
その死を嘆く主人公の後ろで。


「天地が引っ繰り返りましたね」


と囁くちーと皮肉な声。




ぽーん、と飛び出して行っちまう、子犬みたいな可愛い弟分。
薬売ってた親友も主人公が後継いだ道場に来てるし(一人くらいは名前を覚えないんですか)(沖田さんだけは知ってるけど漢字がわからない)、門人たちもなんかちーまちまちみちみと増えつつ。
婚礼は済んだし、なんか彼女肝座っててよろしいし! 可愛いし!!
ちなみに、ここのエピソードはさすがに割愛されていたっぽいので嫁以外になんか感じるのはちと無理でした(ちッ。←俳優興味ですー)。


あ、「アナタを奉行所に訴えると脅すつもりでした」はぐーです。w


で、多摩の百姓さんからの養子なので武士といっても形だけで、という理由でなんかの正規のお役につけなくて、ぴーぴー泣いて(ません)たら、京都になんかお仕事があるっぽいですね。
わりと緊急なのかな?




と、いうようなところですが、とりあえずまとめるセンスが良いよね。
むしろドラマが重い人物は割愛されていたよーな傾向があるものの、主人公に関してはほとんどちゃんと辿っていたんじゃないかなァ? そいでもって、そこそこ配分がきちんとしてたんではないかしら。


ていうか、連続ドラマって歴史題材だろうが人間ドラマよね。
時代を見てる、という姿勢がなんか結構悪くなかったです。
さー、続きだ。