第十話「人形」

朝から『セイザーX』を立て続けに2本見て、こないだの『西遊記』(途中までは見ていた)んでもってこれを見て(つぅか、年明け"06.01/13)。
さすがにレビューは書けないかなと思ったけれども。


こーいう観念的な話は書きやすい。


とはいえー、作中では観念なんて誰も拘ってませんでしたが、そーね、戦闘馬鹿だもんね、人間に「美しいモノ」があるから守ろうってな熱血ヒーローじゃないもんね。
私はまあ、今回のピエロみたいな敵はかなり苦手なほうで(苦手なものはほとんど一元化されますが物理的には数が多い)、人間とは! みたいな口上を述べられると、だからどうしたよとそっぽを向きたくなってしまうんですが。
(下手すると作り手に向かうので要注意、作中人物に向かってる間は全然構わないス。)


わりと零ちゃんにもこーが君にも相手にされてなかったので、まあ良いです。
「人間は汚いんだってー?」
「だが俺は迷わない、守り手として」


だったっけか、そーいう物言いは嫌いなほうではありません。
つーか、あんな爪のがちがちしたぶくぶくピエロ、フツーに邪魔だと思うんですけどもね。猛獣がいたらやっぱり排除されるものじゃないですか、なんで人間を守るもなにもないもんだ(そこまでいくと差別)(かもしれない)。




しかしまあ、彼の施した罠。
ちゅーか、「人間の本性が表われる」という状況は、なかなか面白かったですよ。あそこまできちっと画面作って、しかもがっちり尺取ることないじゃーん?!
(そこかよ。)
いくつか、これ、作り事にしたってただではすまないんじゃないか、どうやって撮ってるんだ。;
とか思うこともしばし、あと一人二人の男が一番暴れて、それ以外は女のほーが多くて男の弱いのが主にやられ側、というのは一体どーしてそんな比率になったのか知りませんが(しかも強い男が殴ってるのが大抵女)(女はわりと女同士でもやる)(弱い男同士の組合いはあった)(なんでそこまできっちり見てるんだろう私;)。


なかなかリアリティがあってよろしかったと思います。


しかし、こーが君に掴みかかった上司っぽいのは純粋に如何かと思います。
相手見ろよ!
どう見ても強そうじゃないか、本能働いてんなら、そのくらいはわかるだろ?!
(武器取りに行ったところは、若干判断を評価しないでもありませんが、そーしたら相手も武器を抜くに決まってるじゃないですか)(隠し武器でもないんだし。)




まあ本性の吐露っつーよりは、ただの興奮状態かなぁ、あれでは。
最初の「一晩寝たらポイ捨て」「遺産奪って捨ててやる」の男女がもー少し面白いと良かったんですけれども、あんまり信用関係がなさそーなところが崩れても、別段それが面白いということはなく(なんかソレでは非人道的趣味みたいです)。
むしろ、怒りがあるってことは、それなりに信じてたのかもな。
ふーん。
としか思えなかったのが惜しいですね、アレがスタートだっただけに。


カオルちゃんと、スケベ遊園地のスタッフに至っては、あれですね。
本性表す前からだだ漏れだったかと思われます。


むしろ、妙な揉み合いよりも、清々しいな、と思いながらクッキーを齧っていましたとも。やっぱり立場の強い人間が、一方的に女の子を弄る姿って、作り物でも気分が良くないよねー。女の子が反撃するとわかってれば、少々のことは(ry




零ちゃんとこーが君に至っては。
術が掛かってなかったのか。


それとももしかしたら、「隠している」もののほーがむしろ美しいものだったのかは知りませんよ。そーいう話は、ベタでも好きですが。
好きですが、言わずに秘めてくれても嫌いではありません。




しかし本当に、遊園地のアトラクション係として雇われて、バニーカールの格好をさせられそうになってしまうカオルちゃんというのは。
アナタ、相手が「ほらー」であるか否かに関らず、どんだけあれなんですか。
隙があって好き放題できそうに見えるということですか。


熊ちゃんに、「ありがとう」と練習するカオルちゃんのシーンが好きです。


あれはえーと、もともとこーが君の代わりなんですか(てゆか、どっから来たのかがいまいちよくわかりません)(精神科医にプレゼントされたの?)(アヤツは思い出話を聞いただけでほいほいプレゼントしそうですが)。
(実はカオルちゃんとセットだと嫌いではありません。;)
(ベタも案外イケる口ですみません...orz)


もしそうだったりするのなら、、、可愛いなぁ♥