第4話「密やかな連続殺人(前編)」



やっすいよ呆け(ほどほどに)。


緻密な頭脳によって織り成された回ではあったのかと思います。むしろはったりが足りなかったよーな気もするけど、エキセントリックな夫婦とかかなり良かった。
(役者の力もあるけどさ、構成からでしょあれは。)
ていうか、ねっとりぐっちゃり、陰湿まっしぐら。




でーもーさー、あの「動機」でもって気取られてもぉ?
いやそうじゃないのか、そもそもあの態度自体も、犯行をなし続けるための布石にすぎないのかな。でもそれならなおさら、どうして征服欲の捌け口を求めるかな。
筋が通ってねぇよ。


でもまあ、精神科医の女医さんがエロかったのは満足です。
いやー、右京さんとだと絵になるねぇ。
女性を添えてのシーン展開だと、かなり心楽しく見れることに気が付きました、いやまあ「萌え」は萌えですけどもー(なんだ本気で嫌がってたんか)。
ゲスト文系女性の中では、かなり好きなほうですかも。
感情的じゃなくて、駆け引き好きなところと、それがあんまりねちっこくないところがいいですね。正直女性に感情的になられると、見てて絵的に辛いしなぁ。
(被害者&加害者などの場合はもちろん仕方がないけどね。)




さて。


片耳だけ、ピアスの外れた女性の死体が河から上がりまして。
ふと亀山くんは、前日に話をしていた元刑事さんの持っていた、被害者に、片方だけ残されたピアスのことを思い出しました。
右京さんに、「犯人が取ったんだったりして?」と持ちかけまして、いつもの通りに捜査が始動。まあピアスは外れにくいっちゃあ外れにくいのかな。
してないからわからん。ていうか、なくすとも聞くんだけど、あれは大型のかなァ。


ていうか、わりと聞きますよね、これ?
なんだっけ、被害者の一部とかなんかしらの共通の物を持っていくという行為、なんか個別に名前もついてたよーな、作中には出てこなかったかな。
それ自体も、征服欲の表われです。




で、なんだっけー。
地道にあっちゃこっちゃの事件を調べまして、片耳ピアス無し殺人事件をリストアップ。
よく電話くらいで十年分も調べられるな、とか思いましたが。
ああそっか、河から流れてきた人ならともかく、そうでないなら確かに遺留品からピアスがなかったら変っちゃ変か。
それにしたって、、、未解決事件(絞れる)・多分被害者女性(まあピアスだし)とここまではともかく、それを把握してる人がどれだけいるかっていう感じになるよーな。


変だけど、重要な証拠にはならないでしょう。その内容。
(てかなってたら、誰かがすでに気付いてると思う。)
どこまで遡るかも判然としてないよなぁ。
は、ひょっとして未解決事件の管理してる人たち暇なのかな?!




まあこの辺は追求しないでおいて(出来ればここが地味地味であって欲しいのがファンの願いですぅ、まあ今回はさすがに全くテーマが別にあったからいいけど)。


過去の事件で重要参考人扱いされた人物をピックアップ。
はっきり言えば、全員若い女性であるのならば、もっと関係者が大量に出てくると思うのですがね。ストーカーをしていた疑いがあるのならば、確かにかなり重要度が上位に来ることは理解できなくもありませんが。
しかし、13年前にストーカーって概念認知されてないんじゃね?
「つきまとっていた」という事実を言い換えただけかしら、ならまあ理解できるか。




その人物のところに向かってみましたら、先に捜査一課が行っていて。
挙げ句の果てに自殺未遂をしていましたトサ。
あー、まだ時効にはなってないからね。気持ちはわかんないでもなくもないけども。いやよくわかんない。


そのあとの展開からは良かったです。
妻が駆けつけてきて「アンタが死ねるわけないでしょうがぁっ!」とバックで殴り倒すわ、引き摺って行くわとちょっと素敵(えぇぇぇ)。大変にエキセントリックなご夫婦でしたよ。もう少し、捜査が妥当に進んでいたらもっと素敵でした。
まあ、山勘で進めるのがいつもの右京さん。。。
ここまで酷くはないよなぁ。
でも杜撰な頭の人が作った感じもしないんですよね、穿ってみないとそんなに違和感はないんですけど、ちょっと突っつくとぼろ、ぼろ、ぼろ。なんとも脆い。


あとはその容疑者氏の掛かり付けの精神科医と右京さんが、エロい会話をしたり。
家宅捜索をしたら、被害者のピアスがごろごろ出てきたりといろいろですよ。


天使と悪魔のモチーフはどうかと思いますのよ。
それやりたいならはったり効かすか緻密に描くか、どっちかにしやがれ。
(なんかねぇ、どっちもどっちもって欲張った挙げ句に尺が足りなくてがったがたになった感じでした、時間掛ければちゃんと筋は通せるのよね。)
(犯人の「征服欲/生まれ着いた」周辺は除く、あの組み立てでそりゃねぇよ。)
(それもそれで、どっちかにしとけって。。。)