第四話「晩餐」

医者っつーか主に古いレンガ造りの病院の回といった感じか。
いや、なかなか建物には風情がありました、中の階段とかも良かったな。


なんつーか私、どうもこの手の顔は感情が読めないみたいで。
表情は作れていると思うのですが、共感の仕様がないのですわ。そしてまあ、私だけでもなく見てる人間に割合と共通する感慨の気がするのだな(これは顔じゃなくて演出で)。
いや、きちんと顔は作れている。
例えば絵に書き写せば、迫力が出るかもしれないのですけども。
写真じゃあ駄目かもしれない。


とはいえそれは、別段全体の味を損ねていないよーにも思う。
なんつーか、薄皮膜一枚の向こうで全てが展開しているように見えるのだよね。


んー、中途の、子どもに対峙するところは少し良かったかなァ。
笑うのは多分似合わない、彼にも、この番組にも。




それにしても、ヒロイン嬢のこの警戒心の無さは一体なにごとだ。
魔物ちゃんに出会う出会わないまでは運としても、時計型以外全員なにをされても仕方のない状況になってるじゃねぇか。
1話はわかる、あれはしゃあない、画家志望ならなぁ。
2話はまあ、相手女だし、問題はないと見ることもあるか。
んで今回は、医者だからか。いやでも、検査無料とかありえなかろう。。。


そして多分、今後こーが君に徐々に飼いならされていくのかしらん。こーが君もわりとかなりケモノ系だと思うのに、何故上回る。
お似合いというのがどーも憚られるのは何故だ。
(恋愛モノは好きではなかったが、特撮の恋愛は嫌いではないと気付いた。)




とりあえず筋は、あれだ。
ヒロインが家賃滞納でアパートを追い出され、友人の家に転がりこんで食事を作ってあげたらば食中毒にしてしまいー。運び込まれた病院には「ほらー」のお医者さん♪
またか、という白々しいハズのこーが君の態度に案外同調しちまったぜ。
ベタもすぎると突っ込み無粋よね。


そしてなんだったか、えーと、そのお医者に会いにきたはずの旦那サンが消えたっつーことで、奥さんと子どもに会ったとかなんとか。そんな話がどうも挿入されていたらしく(見てないの書くかフツー;)。


その子を慰めよーとしたシーンがありましたのよ。
励まそうとした、かな。最近、こういう直球の言葉をよく聞くね。
「強くなれ」みたいな?
特撮ばっかり見てるからかな? でもなんかほとんどが現行放送だし。なんでかしらね。まあ嫌いじゃないけど。




で。


「結界」があるので、敷地内に鎧が召還できない。
なのでそれを作り出している札を剥がしてくれるよーに、ヒロイン嬢に頼んでみたりするのですが、あくまで高飛車っス。てか、この子はとことん押しに弱いんだなぁ。。。
屋根を昇って行って風見鶏にしがみ付き。
お医者ちゃんの手下の看護婦サンと揉み合って蹴り倒したり。w


そんなことをしながら、地上では、白衣と白ロングコート対決(そこか)。


しかしなんかこの医者、顔は悪くない気がするけど言ってること妙ですよ。
「治療が成功した歓喜の中で喰われるんだよ、最高だろう!」って、えー、どうせなら美人のねーちゃんに貪り喰われるとか、博打とか麻薬の恍惚とか、破滅につながる快楽ならばわかるけど。また明日が続くんだ、という建設的な喜びの中で喰われても。
そんな理屈があるかいな。
いいから突っ込め、こーが君。


てかせめて、生き伸びたことがわかった瞬間に食いつくべきじゃないですか。
あとからお礼言いに来た時とか筋違いだと思うの。




あとちょっと、おとーさんのこと言われて動揺してるシーンは楽しかったですよ。
そーいや「三神官」にもいじられてる気がしないでもないし、もともと苛めたくなるタイプなのかもしらん。いやだから、この顔はまだ読めないからわからんけど。


しかし、ホントに正義を扱うのか、まだ違和感。うー。
そういう意味では、あんまりまだ引っ掛かるものないかなあ。正直。


まあそもそもなんで面白いのかもまだわからんのだが(誓って貶してない)。