STORY.05

再放送、なんでまた1話おきなんでしょうね。。。
レンタルビデオ屋に行って始めて気が付いたorz)


ということで、若い刑事のほーの回でした。あーんどミカちゃん。


なんていうのか。
んーと、情報の精度、という言い方で伝わるのかなぁ? キャラクタがそれぞれ、「なにを知っていて/なにを知らない」というのが、ドラマを成り立てて行く上で結構に重要っちゅーか、ありきたりの手法であると思うんですが。
まあ、ここに視聴者も含めてね。
キャラクタ→キャラクタへの勘違いが起こったり。
私たちが騙されたりと、まあ、表現はややこしいですが、よくありますな。


この回、案外と読めませんでした(てか正直読み違えた)。




署長が、女に見せびらかすために忘れた拳銃の責任を。
年かさの刑事(刑事A、いい加減覚えろ)→若い刑事、へと押し付けていった結果、≪ドールハウス≫で飲んだくれるというシーンが出来上がり。
(高級グラブなので高い、刑事の給料じゃ無理。)
そしてそこで、署長のクレジットカードを持っているのを、≪ドールハウス≫のレイコさんが見ているんですよね。
聡い人ですから、どこかで、責任の押し付けに気付くだろうと推測されるわけです(視聴者は最初から、署長が喚いてるシーンを見ているから、気付くも気付かないも「知っている」)。


とはいえ、その時点では、まだ「拳銃の紛失」は知られていません。


翌日、その事件は大々的にニュースとなり、若い刑事Bは自宅謹慎。
ところが、その後に及んで彼は、≪ドールハウス≫に入り浸って、女の子の一人に花束を贈っているような始末。


(それがもともと仲の良いミカちゃんじゃなかったので、少し揉め事があったりもするのですが別の話。)
(しかも刑事B、ハンサムらしいので女の子たちの反応が違う)(そうだったのか...orz)
(そーいうの、わかんないんですよねぇ。;)




挙げ句、酒を飲んで暴れる始末。
さて、レイコさんはどの時点で口を挟んでくるのだろうと、私延々と待ってしまいました。はっきり言えば、特に鋭くなくても、「署長のカード」に気付いていればどう考えても答えは一つ、、、ですよねぇ。
(「クレジットカード」を見ているのはレイコさん一人。)
なのに、今回はほとんど若い子たちに任せて、レイコさんは控えている状態。


そこらでようやく、話の筋を見誤っていることに気付きました。


私は、つーか多分わりと見ている人らはそうなんじゃないかと思うのですが、当り前のように署長、実際の紛失の責任者の断罪に至るのだとばかり考え。
その役回りを、超法規機関のレイコさんに求めてしまっていたのですよ。




話はそうはならず、刑事Bを信じるミカちゃんがその荒れた態度に苛立ち。
盗まれた拳銃によって、殺人事件なども起こってしまうことによって、自分たちで捜査をしよう、と言い出し。
当然のことながら、本来なんの責任もない刑事Bは反発。


ミカちゃんが、その事実を告げられる瞬間が来るわけです。
やっぱり、自分を信じる相手の非難は痛いわけですから。


それでも彼女は、だからどうしたのだと。
実際に今、盗まれた拳銃で人が殺されているのだと、そう叫ぶ。




そしてやっぱり、そこでそういう話なのだと、私は思ってしまいました。
些か、若い、そして未熟な感情でもって動き、痛みを伴う結果を迎えてしまうのだろうと。刑事Bはミカちゃんの決意に押され、その怒りの感情の源となった、彼女の悲劇を調べ、彼女の気持ちを優先しようとします。


ドールハウス≫への出動許可(今回ワケアリで出なかった)すらない中での、犯人を追い詰めての発砲。
刑事Bは、ミカちゃんのその罪を庇い、自分の行動だと言います。
そして、謹慎中である上に、その発砲行為でもって免職を迫られ。




そういう話だったんだと、私はようやくそこでわかりました。
刑事Aが「拳銃の紛失」のほうの責任を担い。
レイコさんは、そこで懲罰を受けた刑事Aに会いにきて、彼に言います。


「どうして?」
と。
「自由な貴女にはわかりませんよ」
という言葉が案外と好きです。うん、格好良くはないんですけれどね。
そんなことは、彼自身、百も承知で、それでもいろんなもののために、そうせずにはいられなかったということがやっぱりわかってしまうので。