『小悪魔な女になる方法』

本日("05.9/27)、21:30から2時間弱のドラマー。


細川茂樹さんが出るのですー。他に理由はないのですー。
よくよくよくよくよくよく考えてみても、俳優目当てにドラマを見るみたいな経験がいまいちなくて、これは「ミーハーなんだろうかっ?!」と仕事中に(いや職場の新聞のテレビ欄で見たからさー)舞い上がっていたのですよ馬鹿みてぇ。


でも松坂慶子さん好きー。奇麗ー。
青木さやかさんもなんかなんとなく好きー。


他の三人の女の子たちも、そいつにゃあ勿体ねぇ! と叫びたくなっちゃったくらい可愛いっす中身も外も、そのうちの二人(可愛い&美人)がさっくり二股かけられた青年社長を、ばさっと捨てちゃったシーンがすごく好きだー。




あと、気真面目な眼鏡ちゃんがいましてね。
コンタクト入れて髪切って変身とかね(なんか東京チャンピオンの時の髪型みたいな;)、でもなぁ、あの子もともと眼鏡から目がはみ出るくらいでかかったしな。
想定の範囲内だよなぁ。
あれって、見分けつかないものなのかな?


二股寸前とか。病気なアクシデントとか、電話が偶然とか。
ねぇ、すごくセオリーをぽんぽん踏むし。
そもそも松坂慶子さん役のヒトが、一体なんでこの四人の前に現れるかって、ラスト近くで説明されるけれど、ちょいと魔法使いみたいな、非現実の存在としか見えないし(でも後半には普通に友人だと思うの)。




ていうか、私は恋愛物が嫌いです。
「これを理解しなさいッ!」という押し付けが難しいんですよ、わかんないんですよ、同じ経験とかしてたらわかるのかもしれませんが、ていうか、それもそれでドラマの理解しやすいフォーマットとかが存在するのかもしれませんがー。
そこまで努力して得られるものが少ないんですよ。
暇潰しで見るものに、苦労するのは嫌いなんですよー。


でも苦労しないよーに、すげーくわかりやすく描いてくれたので、このドラマはなんか好きでしたっちゅーか。平均年齢が高いから安心するんだよなっ。
ていうか、細川さんも青木さんも松坂さんも好きだしー。


えへへ、儲けた気分ですよ。w




タイトルの≪小悪魔≫ってのは、要は対男性に向けた細かなテクニックを使うというよーな、真面目に「現実で使えそうだ」という産経新聞ドラマ紹介欄に笑っちまったんですが。
当り前じゃんこれ。w


まあ、女のばやい、自分からアプローチしてるんじゃなくて、相手からされているのだという形にしなきゃなんないということですよ。後が怖いので。
(最後のは違う。;)
オトコが自分に興味がない時は、引いたほうがいいとも。
追われるの嫌いな男って多いよねぇ、真面目な話。




でも、なーんか変わってくるんですよね。
感情がないと駄目よと、小手先のテクニックで手に入れるものは、やっぱりそれに見合うものでしかないのよと。
心の持ち様みたいなものを言われているのでしょーかね。
でも言うのが松坂さんだから嫌味がない。


ていうか、贔屓目とかじゃなくて、とてもとてもとても細川サンが男前だったのでとても満足なんですよ。最初から、ちょいお茶目で、青木さん(の役、下着デザインの会社の同僚サンです)と漫才コンビで。
間違い電話を会議のネタにしちゃったり。
絵を描いてたり、それを褒められると息を呑んだり。




すごく美人になっちゃった、眼鏡の子には動揺してたけど。
でもそれ以前から、すごく彼女のこと買って応援してたしね。ちょい堅い子なんだけど、それも気にしないで熱意を認めてって。


脚本さんに超愛されてたよっ(そんな結論)。




てか、他にまともな男がぎりぎり社長くらいってなにその比重。
いい男なんて皆無だったじゃないかっ! てか、彼の転進がドラマのラストってのもやっぱり愛か、愛の差かっ?!


でも、そんなもすっ飛ばして、一番人間として素敵だったのは、なんかこー、青木さんの役のヒトでした。テクニックを頭に描いてても、「素直に感情を」くらいしか上手くいってなくて。
そもそも彼女が惚れたのはそんな小細工が通用しない男で。
彼女の素直な感情は、そりゃあ美しかった。




現実との混合みたいで、なんか怖いけれど、そーいうヒトなのだと私も思うので、青木さやかさんって、虚飾の中に置かれて奇妙な振舞いをしているはずなのに。
なんか人間として本物に見えるので。
それを大事にしてくれたドラマって素敵だった。


ご都合主義の、コマ割りみたいな漫画みたいなドラマの中の。
リアリティったらそれじゃないだろうか。




心がなによりも大事よと、松坂さんは「もう脈なし」とクダを巻く彼女をアメリカに行っちまうと抜かす彼のもとに蹴り出すのである。
とてもわかりやすい話だった。恋愛でも、これならいい。


説明を充分に受けた抱擁なら祝福も出来るのですよ羨ましいー(最後に余計な;)。