『仮面ライダー響鬼』すごく私ごと、そのに。≪細川茂樹サン≫

結構昔、『エヴァンゲリオン』の価値は、どっかの都市の映画館のレイトショーが終わった時に、明らかに若い高校生か、下手をすると中学生の女の子が、目を赤くして立ち上がってきたことだけで充分だ。
みたいな文脈を見たことがあって。
もしかしたら文意を勘違いしているのかもしれませんが。かなり。


2ちゃんでコピペされてた、寒い中小銭握り締めてコミックス買いに少年を見てて、その子がどんなに必死か見て、こんな漫画は読まねーが、どうかしっかり頑張らんかい作者と、心の中でエール送ってる文章とか。
(ものすごく罵倒しまくりだった。w)




その辺が多分、私なんかでもできるぎりぎりの、命を吹き込むのに準じた感情表現なんではないかと思うのですよ。それ以上の批評批判や。
「出来」を語ったらもうそれだけで、なんか違うんですよ。
善意は善意なんですけれど、フィクションを楽しむ姿としちゃ、異形なんですよね。いやまあ、私自体にはそれしかないので別に悔いちゃいませんが。


悔いちゃいませんが、「劣ってる」ことを忘れたくない。
忘れたら道化師ですよねぇ、まあ有り体に。忘れなくてもそんなですけど。
むしろ自覚が全くなしに、誇り高く踊るというのも観客的に楽しめるものなのかもしれないですかねぇ。うわぁい、自虐的ー。




いやもう、本当に話が逸れまくりますね。
少なくとも、どこが細川サンの話題だよと思われて当然っス。


あー、いやね、私これ、口に出して言えなかったンですよ、これ。


「正義の味方を信じるのは美しい行為と思う」


って、そりゃ、そこそこの年齢でもうすぐ30歳ですけれども、そんなこととはちょっとズレて恥ずかしい台詞じゃないですか。ある意味で。




「善」が恥ずかしいって歳ですらないよーに思うんですがねぇ。
まあさすがに露悪趣味とかは卒業してますよ、卑下するみたいなこと言ってる時は単に笑い取るためや場の雰囲気のためとか自己保身にすぎないですし。
ただ、ここまで「完全善」ちゅーか(そんな言葉はナイ)、自分がそれだと言ってるわけでもないけれど、それに関りたいと思ってる台詞は恥ずかしかったんですよねー。
口に出すと、まあ、大したことないんですが。


言えなかったんですよね。胸のところで絡まって。


そーいうところは、我が身ながら結構好きです。正直。
まあちなみに、私が小学生の頃はばったばったと人を斬り捲って一件落着という『水戸黄門』(悪口の時は伏せようよ。。。)が反吐を吐くくらいに嫌いだったんですが。大人気なかったともちろん今は思ってます。あれはダンスなのに!
(基本的に頭の使い方が悪いんやないかと思います、構造のせいやない。)




似たよーに、敵を作り出しちゃー、それを倒し、それでもって「正義の味方」を名乗る特撮ヒーローたちのことも憎んだかと思います。いや、特撮の中の人のことを先に聞いておいて良かったです。
番組が作られるってことと、どうも微妙に絡まってるんですね。
倒すのも作り事なのに、そこがちょっと抜けている。子どもです。


どうせなら、信じる側にいたかったですね。
今、心の底から思ってます、子どもだなと笑われたかった。まあ、私の周囲の大人じゃあ、下手すると本気の嘲笑かもしれませんが(いや私の身内ですし)。




細川サン見てると、やっとこ素直にそー言えるんですよ。
思っては、いたみたいです、ずっと、奇妙というか私の行動方針はいつもそうでしたから、常に下の年齢のこと、下の年齢のことばっかり考えてて。それをすぎると「彼ら」をけして攻撃しない年寄りやらヲタと遊ぶ(精神からヲタな人間は無害です、批評はいい意味でも悪い意味でもなんにも響かない)。
小学生中学生を苛める高校生は、今でも一番嫌いです。
苛めるっつーか、「そんなんを信じて馬鹿じゃねぇの! 俺ってばこんなに俺ってこんなにー」ていうのがねー。


超邪魔。


うん、高校生ばっかりがつがつ苛めてました...orz
心意気はともかくも、なんの役にも立たねーよなぁ。。。
攻撃されたところで、孤高の勇者たる自分は理解されなくて当然、世間にその能力がないと思われるだけだしな(全ての高校生がそうと言ってるワケではありません、でもこういう高校生は普通、てかほぼ大抵ちゃんと育つ)。むしろ成長妨げるだけだよなぁ。
まあ反省はしないけど(ぇ
しかし、自分の本来の目的からは逆に遠ざかる行動だよなぁ。しみじみ。




うーん、次では現実に戻ってこれるんでしょーかね。私。