『仮面ライダー響鬼』すごく私ごと。≪細川茂樹サン≫



つーか、私にとっての「鬼・変身体」は基本肉ダルマ。


(いくらなんでもそれは悪口だろう。;)
最近、「ジツは裸体」という認識にシフトしましたが、もしかしたら前のほうがマシだったかもしんないですよ、あ、この角度生身っぽいとか考えてるわけです。
変身前俳優の顔好きさんらのほうがなんぼかマシかしらねぇ。




ていうかですね、誰か私が小学生低学年の頃に、変身ヒーローの遊園地ショーのガワの人(変身姿をガワと呼ぶらしい)の苦労話を聞かせてくれたのですよ。
多分、同級生か高学年生とかじゃないかなぁ。。。
大人じゃない気がするんですよね。いやだって、私「特撮」の存在そのものを知らなかったし。ていうか、それが初特撮認識。


正義のヒーロー♪ の心が芽生えなくても私のせいだけじゃないっスよ。


厳しい家庭だったんだねと言われたんですが。
どーもその頃の記憶がないなー。
いや単に、新規開拓する気力がなかっただけで。
基本父親母親と似たよーなものを見るか、与えられたものをそのままというのがパターンだったっぽいです、妹にチャンネル権が移ってからはそれなりでしたがありがとう妹。
(ヲタなのはほとんど友人たちのせーですね。)




ちなみにサンタの存在もそこそこの年齢になるまで知りませんでした。
そして、無理矢理信じ込まされた時はすでに手遅れでして、どうもしばらくしたらサンタが「共通概念」だと気付いてしまったっぽいですよ。いや、そんな単語で信じたわけではないんですが。


ねぇ母、私に英語教材を与えている場合と違ったんやないの?




いや別に、だから情操教育がなってないのだとか、言い訳に使うつもりもありませんが、妹は普通に育ってるし(人が不安になるくらい善人なだけで、あ、私には悪態とか愚痴とか言いますが←嬉しい)。


で、そんな壊滅的に手遅れなひび割れた状況に、水を与えてくれたとかまで言うつもりもないです。この番組が。いやだって、いまだにいい体したにーちゃんだし。
顔にマスク被ってるのも、「あー、能楽だなぁ」て認識だし。
いやそもそも、人の見分け超怪しいし私。


意識して記憶しなきゃなんない辺りで、もう取り返しのつかないものを感じます。
身内の顔だけは忘れないよーにしたいと思います。はい。




いやいやいや、話題離れすぎだろう。


んでなのに、『仮面ライダー響鬼』に対しての態度は違いますよね。明らかに。
変身ヒーローは信じてませんよ。
信じたりなんかしない、そんな子どもっぽいことはない、てのじゃなくて、私がそれを口にするのはおこがましいことなので言えないんですよ。




変身ヒーローを信じるってのは、美しいことじゃないですか。


あのヒトらが、どんな珍妙な形状をしていても、別段それは本質じゃないよーな気がするんですよ、だからサンタのことも思い出すんですが。
大人なら多分「神」。
単純に、とても単純に「善」である存在を信じるってのは、なんていうのかもう、ものすごく美しいことじゃないかと思うんですよ。


テレビのブラウン管(今は入ってないっス)の中の変身ヒーローは、現実に対してな〜んも影響を及ぼさないと思いますが、うん経済効果くらいで。風一つ吹かせられない、草一本そよがせられないと思うんですが。


それを誰かが信じたら、その信じた誰かが現実に与える影響ってのはちょっと、なんてゆーのかむしろ、こんだけ年を取ってしまったからこそけして笑い飛ばせないものがあるなぁと。
作品の「出来」がどーこーとか。
ガワが肌とか(私だろう;)、蟹萌えとか(ポコ突きさんは正直ファンです)、キャラクタがどーこーだとか言ってるヒトは無関係ですよね。まあだからといって恥じるつもりはないんですが。「ヒーローに命を吹き込む行為」とは無縁ですよね。




私が今、そうでないのは全く正常です。
むしろキャラクタ萌えだろうがなんたろうが、幼稚ですよねぇ。
でも、その記憶がないのは寂しい(ドラえもんを信じてたらしーんですが、なんかちょっと違うような、うーん。ないよりいいです)。
ものすごく寂しいんですが、涙が出るくらいなのですが。
今から「彼ら」を信じるのは、体引き裂いたって無理なんですよ。もうとうに。




もう少しお付き合い下さい。