「週末に会いましょう」1

≪密林.com≫

てか多分、三角関係なのではないかと思うのよ。
灰暗(フィガム)、阿樹(あじゅ? かな)、麒麟のさ。
麒麟は雌です、最近すっかり有名になったわね、と格好つけるまでもなく、私も昔なんかの漫画で見たのが最初だったよーな。


優れた王が現れた時に出てくる瑞兆とか。
言っておくがラノベなどの話ではない。あちらはその話を元にしているんだ。;
すっげー優しいから虫踏まないよーに少し宙に浮いていたんだっけ? まあ詳細は忘れましたがそんなことも言われてますね。
まあドラえもんみたい。w
てのは、かなり違うから私(でも浮いているんですよ、ドラちゃん!)。


シーク教(byインド)も確かそんなこと言ってたなー。
(なので彼らはなにも殺さない経済活動に勤しむのだ。www)




麒麟(ケイロン)は置き物で、角を入れると人型になる仕組み。
つか、置き物の中に聖獣が入ってしまったらしいのだな。
その主人になったのが、中に“灰暗”を宿している気弱で優しい青年、阿樹。
頭についてる「阿」は愛称、「ちゃん」付けみたいなものね。


人型になると麒麟はエキゾチックな東南アジア系な美女だ。w
あまり好みの外見ではないと思っていたのだが(派手だしな)、中身が意外と可愛らしい素直な子なので今は外見込みで結構好き。ww




ケイロンちゃんはどーもこの、優しい阿樹が好きみたいなのだな。
そいでもって、その阿樹の中から、概ね週末になると“出て”くる灰暗にたまにちょっかい出されては赤くなっている。
体は二つだし、その上そのうち一人は置き物だが(人型になっても精霊に近くて見える人間にしか見えない)、意外とちゃんと三角関係だ。


まあ、清いもんだがな。
ソフトキスに胸突くてーどよ。
てかまあ、灰暗も案外と宿主の阿樹のことを、なんだかんだいって気に入ってるぽいので、弟に思いを寄せる女の子にちょっかい掛けてるだけかしらね。
(阿樹は灰暗の存在を知らず、そして灰暗は目的の知れない鬼狩りをしているのですが、その目的は1巻では明かされない。)




ちゅーても私は。
甘ちゃん坊やもニヒルな二枚目も守備範囲からズレますもので、途中から出てくる眼鏡の風水師目当てで買ったんですがね。
ちゃんと連続で出てくるか確認しちゃったorzテヘ


しかも器用貧乏のお人よしです、ああ大好物。
いや、馬鹿話ですが。あははは。




さて。


風水とかはよーわからんところがあります。
てか、調べようとしたらうっかり遡っちゃって、道教に行き、その前の陰陽五行説のほうにいって、ついでに陰陽説と五行説を分離してしまって(その混合時期まではちゃんと記録に残っていたのでわかったのですが)、陰陽説は「殷」代。
殷って、あるかどうかがやっとこ実証された時代、、、(もちろん仮説です)orz
五行説はどーも西方伝来のものが土着化したのではないかとされているのですが、これがまたよくわからない、専門でやってる人がいるんだかいないんだか。;
少なくとも一般に出回るよーなレベルではないようで。




と話がズレたのですが、私の興味は歴史的な部分ですね。


んで、それこれを見ていると、なんとなく定着していった、辻褄あわせの、ある意味でひどく感覚的なものであるというイメージがあります。
体系的じゃないってんじゃなくて。。。
なんというんだろう、そういう、カオス的なものを無理矢理「学問」「ノウハウ」の中に当て嵌めてしまっているというか。


別段、だから悪いってんじゃないですよ。
個人差とか流派なんかもあるみたいだし、てかむしろ、我々には縁遠くなってるからわかりにくいけど、生活に密着してるのかな、と感じることもあります。




まあ、風水カコイイ、とか招福とかもありですけれどさ。w
多分その根本には、人間は自然にゃあ太刀打ちできないって思考があるように思えて悪くないですね。
なんとなく、私と似たような位置のヒトなのかな、と作者さんのことを思えることがあります、書物から薄ぼんやりではなくて、伝聞、かな?
大陸には、こういう信仰って“生きて”いるそうですね。
いや、私が知らないだけで、日本にもあるものなのかな。


いずれにしろ、存外に可愛らしい登場人物や人外の物語りです。w
(作者さんの、香港を「自然」と表現する感覚も好きですよ。)
まあ、香港返還の時期を請けて、事態は緊迫してるよーですが、ね?