第2話「放火魔と直接対決」

でもねー、正直、ターゲットがはっきりしてないかなという気はします。


原作好きはとりあえず駄目でしょうね、ソレって必ずしも当人さんらが悪いわけではないですよ、似て非なるものって気持ちが悪くてもしょーがないもん(そこで感情的に喚き散らしたら迷惑だけどさ、「ごめん、見れない」ならむしろ同情されるべきだと思う)。
そして、熱血好きも多分駄目。
かなり徹底して否定されてますしねー。


結構なんていうのか、学校でヒーローだった子が、社会に出た途端にその「認められていた部分」自体を否定されるってのはリアルですよー?
だからって、ドラマでこれでもかッ、これでもかっ。
と見たいかというと、それは自由です。
そんなん見たくなーい、と逃げて構わないと思うの。


むしろそれを「逃げ」とか判定するヒトのほうが現実生活危ういよね。あと、そーいうのこそドラマだッ、とかいうのもうざったいー。
(魂の奇麗さ自慢の匂いがしますのよ。)
(そしてつい最近私、それに近いことをした気がします)(はっはっはっは。)




あとからDVDをなんとなく見るヒトら。
暇なヒトら。
ドラマ好きだけれど、捻くれて育っちゃったヒトら(をぃ)。


あと、俳優好きさんら辺りが一番楽しく見れるんじゃないかしら。
特に俳優好きかなー、「俳優として」は特に悪い役ではないのではないかしら、ほぼ全員そーです。ちゃんと見せ場がある。
絵面はわりと青春映画っぽいし。
ていうか、絵としてはちーとも醜くないんですよね。




なにが境い目を別けるかっていうと。


どこまでが正義でどこまでが「間違っている」かが判然としないんスよ今回。
前回はまー、熱血の賛美を期待したヒトらが手痛く裏切られたくらいで、それ以外の向きにはむしろ「お?」と思わせるよーな内容だったと思うんですが。


今回の大吾くん(だったよね?)は別段、間違った感情ではない。
てゆか、一部の行動においては明らかに問題ないんですよ。
で、そこと間違った部分との違いみたいなものが、はっきりと明言されない。挙げ句の果て「心配してんだよー」という言葉。


職域を侵すから悪いのか。
単に危険だからやめるべきと言われているのか、わからんのです。


で、結局それで最後まで。
前回みたいに完全否定されたわけではなくて、概ねのところでは認められていたっぽい、というものの、やっぱりどーしてもどっからどこまでかわからない。
それは構成不備ではなくて、わざとの気がするんですよね。
そーいう試みは否定しません。




でも、それで「わかりににくいからやーめた」というふうに扱われたとしても私はちっとも同情しません。
すっきりしないんだよねー、正直。


今回の話は、前回の学校の失火も絡む、「連続放火事件」。
隣町だったものが、だんだんとこちらの町に移ってきて、町に住む大吾くんのおばーちゃんも震えてよく眠れないし。近所の犬小屋も火がついて、非番だった大吾くんがなんとか消し止めたものの、犬(しかも飼い犬のガールフレンド)は怪我をするし。


なんとかしたいッ。


て気持ちは今度は間違ってないと思いますよ。
「この町に住んでないからわかんないんですよ!」てのもちーと言い方がどうかと思うけれど、私は事実だと思います。どーしてもね。どーしても距離感てのはある。
そして今回は、運転役の女の子も協力してくれるし。
(態度がざっぱだがいい子だ、優しい。ww)




防火の案内をチラシにしたのはマル。
小耳に挟んだ目撃証言まで、一緒に印刷して配ったのはペケ。
ひょっとして知り合いが犯人かも?! と思った相手に会いに行ったのは、警察がどう言おうと間違いもなにもないよなー。


んでもって、その相手となにがあっても、しゃあないっちゃしゃあないよ。


でもやっぱり、なんとなく間違っていたよーな気もする、だって火は出たし。
けれど助かったし。
まあ、皆や隊長サンらの判断で、ですけどもー。
(てか、今回の刑事サンは正直嫌いではない、「ワルガキ」「あーの少年探偵団がッ」ての、別にそんなに悪意とかじゃないよね。)


そしてやっぱり案外愛されてるよね、主人公クン。