「海馬が耳から駆けてゆく」3

海馬が耳から駆けてゆく〈3〉 (ウィングス文庫)

海馬が耳から駆けてゆく〈3〉 (ウィングス文庫)

≪密林.com≫

朝からこれを読んでいたのです、明日はあれです、旅行です。
今日の昼下りはDVDなぞを見に、隣駅まで歩いて図書館にでも見に行ってこようかと思います、デートとかそういうことに気が向かないのかといえば。
超惚れた相手でもなきゃ苦労って嫌だなと思うんですよ。
これで意外と、男と会うと媚びるタイプです、ちなみに媚びる相手は利害の全くない、自分の興味のない異性に限られるようです、同性に「媚びるオンナ」との誤解をされかけたこともあるような気がするのですが、女の子の頼まれ仕事とかほいほい引き受けている段で。
多分混乱させたのではないかと思いますごめんなさい。




女ヲタに分類しても大丈夫な(失礼でない)エッセイを書かれる一人なのではないかと思うのですが、もうお一方と比べて知性が勝る。
(もうお一方は三浦しをんさん。)
という言われ方をしていたのを見たことがありまして、なんだか納得したのですが。
納得はしても、それがどこなのか説明できません。


多分こう、今思いついたのですが。
ご自分のことを書かれている時にも、フィルターっちゅうか人事で。好きなもののことを語る時にも冷静というか、普通それ欠点だろ?! と言われるようなところを熱心に説いているからだと思います。
すみません、どこがいいのかわかりません。全然。
私も油断すると、同じ「わかんねーよソレ」に分類されてしまうんだろーなぁ、とか思うのかもしれませんが、それでもその中での意思疎通が出来るとは限らない。
てか、ちゃんと理解されたら恋人を取られたかのように寂しいことでしょう。
(人称がいつのまにか引っ繰り返ってるな、、、まあいいか。)




そういえば。
菅野さんには三人くらい好きな芸能人がいるらしいのですが(多分)。
三宅健というのが、どうしてもジャニーズと結びついてなかったみたいでしたごめんなさい、謝ることでもないんですが、えーとなぜか思いついたのが中年司会者でした。
ちょっとなんか通じなかったことあったよね、なんで「V6」知ってるのにそんな勘違いをしたのかというと、よくわかんないんですが、芸能人好きの人のことに私偏見でも持っているんでしょうか、、、いや私にもそれなりに。
それなりになんだっけ。
ほら、キンキキッズのなよっとしたほうとか。
堂本、、、ひかりじゃなくて、光一!
人間らしさのない、ちょいと飛んだ感じの役とかやってるとちゃんとわりと好きですよ、恋愛とか情熱とか言われると消すけど。バラエティーは気付くと消えてるけど。三回くらい見てみたことがあります、バラエティー系はせめてもう少し年齢が上の人間じゃないと、単に見苦しくて嫌だなと思いつつそれでも十数分持ったのでちゃんと好きなんだと思いますよ。
あー、狂気で美貌な政治家役とかやってくんないかな、見るのに。SF辺りで。悪役悪役、絶対あの顔悪役。ラストちょっとだけ改心してさっくり死んでください、見るから。




と、ゆーような歪んだ好きならきっと紙面を割いて語って下さっていると思うので(映画俳優とかの持ち崩した“後”の語りなら何回か見てますしぃ)、多分真っ当なミーハーなんでしょう、基本は愛なのかなやっぱり。


いやエッセイ面白いけど、この内容をかたかた語っても(しかも3だし、1とか2とかも多分どっかに埋もれてるかなと)、かなり意味がないんですけれど。
この巻で印象に残る、フツーにいい話寄りといったら「キャラメルお兄ちゃん」くらいしかないしなぁ、小学校の時の、印象に残る作文という話で。
ああ、小説を書く人ってのは、いろんな人生で出会ったもののかけらを忘れられないんだなぁ、というか、逆にそうだから書かないと生きていけないのかなぁとか、ちょっと思ったりはしたんですが。
でもそれは、純粋に彼女の中から生まれたこととも言いがたいしな。
実は1巻だか2巻だかのスーパーで通りすがった夫婦の話にはちょっくら泣いてます。




あとちょっとなんか、宗教のヒトを見ている気分になります。
なんていうのか、なぜにそこまで忘我の境地に至ってしまっているのですかというか、確か出発点が意地とか誤魔化しとか自己保身から始まったはずのことなども、なんか勢いよく適当にざっざか考えなしに(これか)進んでしまっているせいか。
本来至るべきところにたまにいっちゃってますねというか。


無茶なご友人さんらとか、無茶苦茶な母方なご親族さん一同とか、歯に絹着せぬ、既婚未婚含めたご友人さんらとか(なぜ最初のと分離させる)。
お母さんとか、弟さんとか、この巻ではよく出てらした“ちいちゃいたかちゃん”とか、実際には小さくないそうですが。


とても仲とかよろしいと思います。
ていうか、その年になってそんだけの付き合いが出来るというのはもう、どれだけ普段から素直でいらっしゃるのかと思うとorz
我が身と引き比べて、かなり、ちょっと反省ですが。
自分にゃ無理というふうに見る人もいるだろう、てか公衆に向かってもその調子だ。


怨念とかさっぱりない、そういう感じの本です。人類多分平等(人類外含め)。
どっかで洗ってきたのかないのか、忘れてきたのか知りませんが。