第4話「はてしなき旅」

2話の人間側のテーマ再びといったところでしょうか。
君たちを助ける、と言った博士の変心が一つの話の筋だったのではないのかと思うのですよ、それはヒーロー物としてありだと思うんだよな。そこで、博士を「悪」として捉えたら駄目なんではないのかという意味合いにおいて。
しかしまあ、信頼が裏切られるという描写は子どもには辛いのかもしれない。
(女の子という救いはあるのだけれどもね。)


だから、事件が起こってから少し、つーかわりとあからさまに兄弟たちに敵意をむき出しにしていた奥さんで話を閉めてしまうというのもありだったんじゃないのかとも思うんですよね。それで話はちゃんと通じた。
そこから少女が彼らを追ってくれば良かった。
昼食を一緒にしよう、というのを断られたってところで別に良かった。


ああやって兄弟がその真意を信じなくて。
あんなふーにヤケになったみたいに、全ての研究資料を炎の中に放り込んで「貴方たちに強力する力もなーんにもなくなった」だからどこへなりと行ってくれなんて言わなくても良かったんじゃないかと思うんですよね。


つーか、博士の気持ちをわからなきゃこのエピソードの意味はわかんないだろうし、それをわかるためにはやっぱりある程度の成長を待たなきゃなんないって気がするなぁ。
1−2話とはまた違う意味で、子どもには辛かったのと違うかしら。
(3話はよろしい。)
要はまあ、兄弟たちはやっぱりヒーローなんだということなのかなぁ、変身しない、銃を持たない一番下のはるかちゃんも含めて。




事件自体は、なにをもって定番とするのかもちっと怪しいですが。w
わりとシンプルだったんじゃないのかな、という気もする。


今回、兄弟たちはやっぱりお父さんの春日博士と交流のあった科学者の人に声を掛け、協力を求めます。したらなんか事故起こされちゃうしー。
いやでも、始めてシルバー仮面かっちょえー、と思ったな。
少々格好悪くても、日常の中だと別に違和感はないやね。


兄弟たちの銃を使った支援もさまになってるし、むしろいつもそっちに目が行ってしまうというかネ...orz
(1話の列車の時はなんかちょっとスピードが鈍くて間抜けっぽくて。;)
したらなんか、ふはははは、お前たちはみたいなラジオが入ってました、ところで音質がいろいろ悪くて(無料動画だからなぁ)よく聞き取れず、まあいつもの口上だろうと思って軽く聞き流しました。
ぶっちゃけ、そんなこと言わないでも知ってる的な内容だったんじゃないのかと期待してみます。あとで声掛けてきたのがテレビ越しで良かったなー。


(「お前は所詮偽善者だからなにかあれば見捨てる」みたいなやつ)
(あとのエピソード考えるとね。)




お家に招いてもらえて、食事を振舞ってもらって。
団欒のシーンに響く声、「春日博士の血を引いている限り逃げられない」との言葉なんですが、どーもその辺根本的に勘違いしてたっぽいですよ(つーか兄弟たちの台詞も現代の血液型の知識からいうとちょっとずつ変だよね)。
よりにもよってABO方式のみで判断しちゃったっぽい。
(他にもいっぱいあるんだよー、輸血に必要なのはABOが主だけど。)


お父さんがO型、お母さんがA型なので、兄弟はほとんどA型だったみたいで。
なので博士の娘さんだけがテレビ画面を通じて連れ去られた(物質転送装置はわりと円谷では定番)、というのも皮肉というか、あとの展開につながってくるというか。ここでもう一人でも一緒に消えてたらお母さんの態度も違った気もするんだけどなぁ。
しかしあんなにピンポイントで連れ去れるならわざわざ春日博士の、とか必要なかった気がしないでもない。


てゆかなんでテレビだったんだろう。
つーか、ひょっとして電波が発信されているところを突き止めれば良かっただけなんじゃねぇのか兄弟たち。まあ、発信機が壊されて、というくだりは結構面白かったですが。




まあ、結構面白かったけど、書き出してみるとぽちぽち気になりますかも。
なんかねー、戦闘シーンがあんまり面白くなかったです、敵というか、いや、話に問題があったとは思わないんだけど好みではなかったというか。博士のエピソードと総括して見ると面白いんだけど単独だと弱いというか?
よく考えないでも敵の言った通りになっちゃってるじゃん...orz


ちょっと正直、爽快感ないような気がするなぁ。。。
ところで敵さんはなんでテレビだったんですか、なんで兄弟たちに送信する必要がなくなっちゃっても(だってそこにいたしなぁ)延々と撮り続けていたんですか一体。
まあ画面は面白かったけどね、むしろもうちょっとなぁ。
いやまあ、概ね面白かったからいいんですけどねー。