「ジャッカルの日」フレデリック・フォーサイス
- 作者: フレデリック・フォーサイス,篠原慎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1979/06/10
- メディア: 文庫
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フォーサイスのアクション・シーンが良いよと言う人がいて読んだわけなのですが。
いや、アクション小説とか面白いと感じたことなくてさ、、、三次元映像だと「早ーい」くらいは思うのですが。うん、その程度とも言う。;
まあ、ろくな物を読んでないからかな、と思ったのですねー。
で、結果。
単に向いてないと痛感いたしました、あはは。。。
不適当な表現があっても、いつも以上に生温く見守ってやって下さいorz
ドイツの、シャルル・ド・ゴールという、あらびっくり空港と同名な大統領さん(すみません、面白くないです、しかし読んだ時の実感で。)の暗殺計画vs、地味系刑事さんの1冊。
ちゃんちゃん♪
ていうか、本気でそれだけにしか読めなかったんだよ。;
刑事さんは頭脳その他、特に秀でたところが全くなくて、粘り強さだけが取り得です。
そして実行犯は、超絶一流の殺し屋なのだそうですが、、、もうちょっと殺さんで移動が出来んのか?
正直、殺しのほうで足が付きかけたっちゅーか、もう少し穏当に潜んでいたら特に口封じの必要すらなかったのと違いますかとか。
映画で見たら迫力満点なのかもしれませんが、白けきってましたさ。
殺されるかもしれない! てなドキドキを感じる暇も、被害者に同情するだけの時間の隙すらないんだもん。;
いわゆる“マニアック”などと呼ばれる趣味的殺人者を兼ねた人だったのかもしれませんが(でも殺し方が淡白;)、狙っているのが一国の大統領って時は控えろや!
えーとその、これらがこの手の話のお約束だったり、もしかしたら実話が下敷きとなっているのだとしたらかなりごめんなさいorz
しかし、しかし効率悪っっ。
(なして殺し屋の効率に気を揉んで小説を読まねばならん。;)
シャルル・ド・ゴールさんが“オヤジ”と呼ばれていたりとか、まあ殺したい人がいるのもわかるなぁと、強いんスよ、なにがっていうか生命力? それと意思、かな。
アクも強い。褒めるヒトも変な褒め方をするし、でも認めざるを得ない。
あまり犯人側の印象が残りませんでした。
大統領の記述はちょっとだったんだけどなぁ。
刑事さんのほうは、もちろんそれなりなんだけど、私のほうの経験が足りないのか(諜報モノのね。)どーも漠然とした捜査すぎてピンとこない。
暗殺計画がある「かもしれない」、なんていうほとんど噂状態から、ちょっとずつ輪郭を掴んでいくというのは、かなり有能なんだろうなと頭では理解したのですがねぇ、そこ止まりでした。
あと、犯人の“正体”はなんか面白かったです。
正体って言っていいんだかわかんないけど。w
アクション、、、って、ええと、うーんと、殺し? は違うよな。
大統領襲撃は、状況が混み合ってて理解を放棄してました。。。
これは作者さん、なんにも悪くないorz
今度はアクション・シーンがキモになってるような作品を、読んでも同じことになるかもしれないなー、なんて思ったりしてますとも。とほほほ。