「D.Gray-man」2巻、土翁と空夜のアリア

D.Gray-man Vol.2 (ジャンプ・コミックス)

D.Gray-man Vol.2 (ジャンプ・コミックス)

≪密林.com≫
ジャンプ系って探すの楽でいーなー! おい。
頭の一文字で検索されやんの。。。
表紙もちゃんと収録されてるし、気が付くとすぐに絶版したりとかしないし、ましてや出版社が潰れたりしないしさぁ(普段なに読んどるか;)。


まあさて置いて、最近なんか置きっ放しですが。


いや、神田みたいのが出てくると、あー少年漫画だなー、と伸ばしっぱなしで思うわけなのですが、甘さを排除せよという効率優先タイプの方。
アレンくんが噛み付いたりしてねー。
お約束お約束、と心で思いながら読み流ししていたら、世では神田が男か女かというような話題で盛り上がっていたらしいです。どこがどのようにして、どう女なんですかこれ?!
いやそりゃ、黒髪長髪に美形だけどそんなんアニメでもラノベでも、少女漫画はもとより少年漫画でもさんざっぱら出まくっているじゃありませんか、本来好きなタイプなハズなのにもういらねーっ(激しく私情ー)。


でまあ、読み流していたら、ものすごくわかりやすく優しい人でしたさ。
口が悪いだけだねこりゃ。。。
いや口は真面目に本気で悪いけどさ。




この美しい響きを持つ通巻サブタイトル、なんとなくで特に意味とかないと嬉しいです。
そもそも感性で押しまくりのこの巻。
割れる二つの若い意見。
非情を通す側と、情を語る少年と。対立に、失敗、敵の手に本来の目的である不可思議な“力”が奪われてしまうような事態。


側にいたがる、互いにたった一人の人間と人形。


べたべたべたべたべたべたべたべたーっ。
もっとどうぞです。おっけーおっけー。この際照れるな。
武器は成長を果たすし、その反動が来て主人公が膝をつけば、もう一人が悪態をつきながら庇ってくれるんスよー。


途中で止めてたらつまんないねこれ。
どうって感じの話ではないですよ、そもそも最初の最初から、私は書いてますがものすごく何度も繰り返し見てきた類型の物語だと思うわけです。
だから興味がないと思っていたのです。
単にそれを補うくらい3巻が好きだったから、別にいいやというそれだけだったんですよ。




ただねぇ、その人形のね。
壊れかけた眼が回想のそのままなんですね、奇麗に作り直されたりとかしないんですね、髪もですね。ちいちゃな子どもが奇麗に梳かしつけただけ。
彼らは側にいただけ、やっぱり仰々しい、きらきらしい愛の言葉もない。
そういうふうには説明したくなかったんじゃないかというのは、作者氏に少し夢を見すぎですかね。
ガキっぽいと見做されるのもいいですかもね、私はその感情、納得しましたよ。
人形と人間が、側にいるために他のものは犠牲にする、自分が死ぬ時に相手も連れて行く、その醜さを悔いてはいるけれど、それでもやる。そういう感情。
ああそういうこともあるんだろうなぁ、とね。
その辺が「恋重荷(こいのおもに)」なのでしょうかね。
元の話は知らないけれど。


辛いなら止めて来い、て優しい言葉ですね。
ちゃんといろんなことがわかってないと出てこない。
今度なんかで会うことがあったら、仲良くね。アレン。


しかし、画面は無駄に熱っぽくー、無駄に少年漫画してたんだもんー、わかんねーよ読み流しじゃ細かいところまで。
つーか、神田出るとなんか暑苦しいよね。
まあいい子だからいいんだけどさ。