綿流し編

≪綿流し≫の“わた”は人間のハラワタだったんだよーん、という篇。
ああ、やっぱり?
というようなことを思った人が多かったんではないかと思います。
なんだかんだと意外と、日本人てこの手の話に強いんだよなぁ。
(ゲームとか漫画とかアニメでじゃない? という突っ込みは無意味。もともとそういう系統の話を好むって辺りからしてそういう意味じゃないかと思うしね。)


これに関しては前年と祭の直後の事件以外のネタばらしはされているので推理不要ですね。w
どっかのサイトでどんぴしゃの推理してた人がいたなー、あれは見事だった。。。


園崎魅音(そのざき・みおん)、みぃちゃんがこの篇のヒロイン。
普段は突っ張っているんだけど、実は結構可愛いんだよーん、という裏の面が見えたりして、うんまあ、可愛いですね。
疲れないのかなぁ、というのが先に立って萌えるまでに至らなかったorz
この手の人を実地で知ってるかどうかってのが、こういう時の反応の違いな気がする。
(兄弟が実際にいると兄弟ネタへの反応が薄いとかのあれですな。w)


あとまあ、重要な役を担うのが園崎詩音(そのざき・しおん)、しぃちゃん。
みぃちゃんの双子の妹さん。
あーまー、いろいろいろいろ。。。


主人公としぃちゃん。
カメラマンの富竹ジロウさんと、その彼女であるらしい鷹野三四さんとの四人で。
村の神社の聖域とされている宝物庫に、よりにもよって祭の日に忍び込むというのが主人公にとっての異常の始まり。
中には昔の綿流しなんかで使ったらしい、拷問道具ざっくざく。
村の暗部なんてのも聞いたり聞かなかったり。うーむ。怖い。


一緒に忍び込んだ富竹さん、鷹野さんが残虐な方法で殺され。
次から次へと宝物庫に関る人物たちが消えていく。
主人公は怯え、唯一の味方であるはずのしぃちゃんと恐怖を別ち合うが実は。。。


そんなお話し。
ラストはみぃちゃんとの一騎打ちにて終わります。
が、その続きがな、かなり悲惨。


ただまー、この話では主人公に感情の足並みを揃えるのが難しかったです。
だって法則性がおかしいぢゃん?
「自分のせいで人が死んでいくところを見せ付けて、最後に」て聖域とか守る人の思考回路かぁ? てどうしても違和感が拭えないんですよ。
それってどっちかというと、過去の復讐とかそっちのほう。
とか思ってたので、目明し編の展開にて快哉を叫びましたよ、そうそう、そっちのほうが自然なんだ。
目明し編で別個に書きますね。)


レナちゃんなんかは、主人公・圭一へのみぃちゃんの好意が彼を魔手から守っていたんではないかと想像してましたね。
それなら理解出来ないでもないな。


事件の経過の中で、友人である梨花ちゃんと沙都子ちゃんも消えてしまった。
というのもね。
どーにもいまいち統合性がないように感じてました。
人間の仕業だとしたら早すぎるんだ。




みぃちゃんの語る雛見沢村の過去がちょっと面白かった。。。
と思ったらちょこちょこでたらめ入ってたのねorz


みぃちゃんがしぃちゃんに騙されてさっくり鳶に油揚げ浚われてた過程が実は一番好きだったりします。w
あんなふうに幕が閉じなくてもいいぢゃんなぁ。


人形に絡む、ラスト近くのシーンは実は胸が詰まりましたよ。たとえそれが幻想だとわかったあとでもね。
あれで犯人は死んでしまったんじゃないかとも少しだけ。