#3「死者の声」

見てる途中で集中力が切れて、もう一度見直す嵌めに。
最近、どーもたまにそういうことがありますー、歳かな...orz


ただ、ちょっとなんていうのかな? メインとなっているところから急に話がズレていってしまったな、というところはあったように思います。この番組は最初から二軸があって、それが絡まったり離れたりしながら進む、という気がしていたのですが(まあこれ以前に2作あるだけですけど、4話もそんな感じ)、これは霊媒師がほぼメイン。
のくせ、彼女はほぼ事件に絡んでいないという。


おかげで、どこが主題なのかちょっとわかりにくかったです。
エルスペス嬢(1話でドイル青年が亡くした恋人)への未練とか、彼女の「メッセージ」とかその辺なのかなぁ。だったら、わりと事件そのものは近しかったような気がしますね。なんだかんだと、死者への未練が元になった犯罪だったわけですし。
(連続殺人にして、快楽殺人ではない。)
(まあちょっとサドってはいたみたいだけど、殺しにでもないよね。)




なんで印象が分離しちゃったのかなぁ。。。
ああ、ドイル青年とベル先生が話の半ばからそれぞれ単独行動してるってことはあるのかなぁ、なんだかんだとベル先生は一度も霊媒師に会ってないし。
普段の彼の冷静さから言うと、その状態で一言の元に切り捨てるってのはらしくない。
科学者としての態度だったのかもしれないけど、だって「霊媒」や「催眠術」がもし偽物だったとしても、それがイコール悪人ってことにはならないじゃん。霊魂がいるっていう話で安心がするってのは人間としての弱さかもしんないけど、悪いことでもない。
しょうがないことだと思うんだ。


しかしまあ、そんなインチキが横行してたのかなぁ。


霊媒師さんのとこで会った男性も、ベル先生も、それぞれ奥さんを亡くしたあとに騙されてるって言ってたしなぁ(んで見抜いた)(男性のほーはその後、ずっと本物を探し続けて出会ったのが今作の彼女)。


でも、なんかいい人です。
結局、嘘ではないのだということが少し遠回しに(物としてではなく)示されるんですが、重要なのはそっちじゃないよね。私は全部が嘘でも彼女はいいと思うなー。




事件は連続殺人事件。
被害者たちには関係性が全く見えず、同じ傷、同じ港に流れ着いたというだけ(もっと流れてどっかにいってるかもしれない)。どうも年齢や階級なんかも違うっぽい。
連続殺人の場合、その辺はわりと共通してることが多いようです。
犯人の好みってやつだろーねー。


ドイル青年は、実は冒頭付近からエルスペス嬢の幻を見てしまい、動揺していたところに女性を殴る男を見かけ、ついうっかりと関ってしまいまして投獄。
知り合いの警察の人に「しーっ」と言いながら出してもらいました。
いや、そこまではいいんだけど(たかが喧嘩だし)、書類にコーヒーだかをこぼしたってのはやりすぎな気がする。w


んで、死体検分を頼まれました。
どーも監察医が酒浸りな上にしばしば連絡が取れなくなる模様っす。
(あとで来て偉そうに怒ってた。)


その死体の身元を突き止めたら、その関係者の中に霊媒師のグループがいましたよ、という感じです。そのうちベル先生が駆けつけて来て(ドイル青年とも顔見知りの警官が連絡入れて助言を仰ごうとしたらやって来たというw)、そのうちに監察医まで海に浮かんでたので彼らが本格介入。
どーでもいいんですが、ベル先生。
貴方の目当てはひょっとしてドイル青年が半分くらいだったりしますか。
あんまり露骨に心配しないで下さい、反発されても同情できないよっ。




霊媒師の他に、カメラマンが登場してきたもので、ベル先生がそっち。
(死体に残されていた痕跡から辿りました。)
ドイル青年が霊媒師、という按配になってました。
霊媒師がいい人物なのはよくわかったけど、、、なんかよく考えると彼女に拘りすぎてた構造だったよーな気もするなぁ(ラストシーンは良し)。


まあ、「死者への思い」を語るのに必要だったのかなぁ。
ドイル青年も、ベル先生も、霊媒師の周りにいる人らも当然、死体となって浮かんでいた彼らにも誰かを亡くした思い出があったりするのですわ。
監察医にもだ。
ある意味で、事件そのものの根っこもね。


しかしよく考えたら推理とか全くなかったなー。