「ローマ人の物語(2」―ローマは一日にして成らず、下

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

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平民vs貴族の構図がメインなのか。
いまいちよー覚えられない、武将の花盛りをメインと見ればいいのか、でも私、塩野さんの書く「英雄」ってあんまり魅力的に見えないんだよなぁ。うんいや、それが好きって人も多分いるだろーと思うんですが。
地味好みなので(言い張ってみる)(付け足さないと不安なのか)。


えーと、待て待て。
本を開かずに思い出せるだけ書いてみます。


ご存知アレクサンダー、ピュロス(てかスキピオと取り違えていたので本を見て直し;)(このおっちゃんは愉快な人だったんですが、戦争が馬鹿強い分だけいまいち楽しめなかったな;)(せめて目的意識がはっきりしてればなァ)、ハンニバル、、、? は名前しか思い出せませんね。不味い。
(いや私、レクター博士は違うから!)
あと忘れちゃなんないのが絶対もう一人いたよーっ(それがスキピオですね)。




ローマにも名将がいたっぽいんですが、忘れました。
でもいいにーちゃんでした、てゆか、いい性格のにーちゃんでした、戦争に強いんですがあんまり戦争とか好きじゃなさそうなところとか嫌いじゃありませんが、人名が多くて頭からこぼれました。あとで調べてきます。
選挙で選ばれる≪執政官≫(二名、一年)に全く向いてねー性格をしていたのですが、戦争が起こった時に臨時で任命される≪独裁官≫(一名、半年)に生涯で6回も選ばれましたがやっぱり選挙には勝てませんでしたし。
防衛に向かない都市に移住することを(神意とか言ってたけど信じねー)(防衛って言ってたらむしろ通ったかもしんないんだし信じようよ!)、反対したら、ローマから追い出されました。


したら、やっぱりその都市が落とされまして。


急遽呼び戻されて独裁官をやらされました。戦争です。
ええ、復帰のチャンスって書いてらしたんですけれども、塩野さん。器用貧乏の立場から言わせてもらうとかなり面倒くさいですその状況。
てゆか、この人、どっかでぶち切れてもいいと思います。
私だけじゃなくて、大概ローマ人も許したと思います、物には限度がね、、、っ。




で、確認ターイム。


独裁官5回(6回じゃなかったヨ)はカミルスさんでした。
そしてあと、執政官が出る時期ではなくて、6人のトップがいるよーな時代だったみたいです、6人もいちゃあなぁ。;
そら、戦争にはさすがに向かないでしょうね。
なんでそんな戦争の多い時期に(本気で多い)、そんなシステムにしてたのかしら?


てゆかそもそも、中核は王制から少しずつ次のシステムに移行する状態というのかなぁ、立憲君主制を終わらせるのは優れた独裁者って言いますけど(言うの)。
カミルスさんとか、数人の人たちが徐々に民主制にしてったのかもしれませんね。いや、システム自体は変わってるんですけどね、本当の意味では違うと思うやっぱり。
簡単に言えば寡頭制(少数のトップで動かすのね)。


で、本当に民主制になったのかもまだわかんないし。
そのうち帝政になっちゃうんだしなー、どのくらいの時期かわかんないけど。


でもこの本の中では、とにかく民主制のほーに動いていきます。
揺れ戻しなんかもありますが、どっちかというとスパイラルみたいにそれでも進んでいくというかね。なにより上に立つ人間の性質が全体的に悪くない。
なんつーかまだ、黎明期に近いエネルギーを持ってるんですね。
ローマ人たることに対して誇りがある。
その誇りは、割合と誰が見ても、むしろ現代人であるからこそ健全であると思えるんじゃないかな。ローマという国に、その価値があるんですよ。
どれだけ間違っていても、直されるし前に進む。
それに対処する気力もないような、疲弊した精神ではないんですよ。誰も。


それがなんでなのかは、うーん、本を直接読んで感じ取るのがいいと思うんですけれども私は、えーと、うーん。えーと、あの。
結局、任期が短すぎて、一人の人間の気質で硬直しなかったからというのもあるんじゃないかな、と。いや、これは本で言われてるわけではないんですが。


平民と貴族も、そんなスムーズに片がついたわけではなかった。
始末の悪いことに、と表現されているのですが(ま、これは表現の綾でしょう)、なによりも貴族たちが己の「責任」からはけして逃げなかった、戦争にもなれば一番先頭に立って戦い、国を守るよーな連中だったから、なかなか事態は進まなかったというのですが。


けれど、私はそれこそが、事態を急激にではなく。
本当にあるべき形で収めることの出来た要因だと思えるんですよ。
不和があっても、人間として信じている相手にならば、伝えようと努力出来るように思うからです。それほど無理な行動に走らなくてもいいのではないのかなぁと。
や、私が勝手に思っているだけなのですが。