『兵隊やくざ』

勝新さんて可愛いネ

『兵隊やくざ』
監督:菊島隆三
出演:勝新太郎田村高廣


どのくらい頭が悪いかってぇと、まあとにかく「ホモくせぇ」とか言われちゃってるんですけれども、別に悪口ではなく、いやだって事実なんだからしゃあないじゃん。
からして、「隠喩」みてーなのがあるんだろーなと思ってたんですよ。
私は隠喩もないほーが好みですが。
あと、拳とか交えてたらもっと好みですが。
いないところで悪態とか付いてたらサイコーですが。
あ、顔を合わせても同じ態度続行じゃないと卑怯だから駄目ですよッ。
(だから一体なんの話をしたいんだ。)


「直喩」だったとは聞いてないぞっ?!


という感じでございます、ちょっとちょっとー。;
可愛いからまあまだ許せるんですけれども、なんか二人してみょーに可愛いからまだなんとか我慢できなくもないんですが、昨今のイケメンとか露骨にハンサム系とか、逆に男臭いだけオンリーでもいずれも臨界点ぶっちぎってたかと思いますが。
そんなところを私、褒めていたわけではむろんなく。




最終的に、二人して駆け落ちしやがったので(これを語弊だとは認めない)、別の臨界点突破です、ある意味で超絶に馬鹿。
てゆーか、別に「そーいう話」が見たかったわけではないんですよ。


つか、駆け落ち、、、もとい脱走は、わりと言及されちゃってるんで見る前から知ってるんですけれども、それがどっからかってことが私には重要だったんですよね。
兵隊からなんですよね、軍隊から。
戦争から二人して、手に手を取って逃げちゃったんですよ。


正気か貴様ら、それでよしですよ。
私って、戦争とてもとても嫌いなのに、反戦ってのも胡散臭くて好きになれないんですよ。「上等兵どの」は戦争嫌いですけれども、軍隊もすげー嫌いですけれども、それを美化しない、弱音として吐き出すんですよ。
そんなことしたくない、死にたくないって。
人を殺したくないとは言わない。


殴ったこともない、と言ってたんですけれども。
それで始めて「やくざな二等兵」を殴るんですけれども。


そりゃ、別にキレイゴトとかでなくて、そーいう野蛮な行為がみっともないから嫌なのに違いないんですよ。わりと子どもっぽい美学なんじゃないかと思うんですよ。
ものすげー、やくざな二等兵のことを、可愛がるんですけれども。
えーと、勝新太郎さんですわね。役名忘れた(けろけろ)。


ソレってのは、なんつーか。
己のちょいと幼稚な美学に叶っていたかであって、一度でも完全に幻滅させられていたら、瞬間に見放してただろーなー、と思うような、ちょいと偏狭な困ったちゃんですよ。
だからそこがいいんですよ私は。




つーか、妙に高貴な顔揃いの田村さん家の四兄弟の(古畑任三郎as正和さんが一番今は有名か)お一人ですよ、家の中に全員揃ってたらちょっと息苦しいよっつーくらいの画面を覚えてますが。
軍隊に置いておいてもやっぱり周囲とは違和感を醸し出しています。
醸し出したまんま、位もないのに優遇されてマス。
(てゆか彼の同期は、なんか弱みでも握られとんのか。)


でもって、そこにやってくる、初年兵です、兵隊さんなりたてー。
なんかものすごく暴れるのが一人いるので、柔よく剛を制すの要領で、彼に押し付けられてしまいましたら、あっという間に超馴染みました。
馴染みすぎてホモくせーです。
別に言ってて不味いとも思いません。
指差して言ったら、後が怖いので言いませんが、だって事実だもんッ。




乙丸さんは(二人の馴染みの娼婦サン)(一緒に、、、同時に!)、彼らにいつ嫌味の一つでも言うのかと思いましたが。呑み込んだみたいです。
言ってやってもいいと思うのーっっ。


そんなくーだらねぇ、乗りで。
どかーん、ととあるモノ乗っ取って逃げちまいましたよ。


いやもう、逃げるコトじゃなくて、二人一緒にいることが最重要って辺りでなんか変だって思ってよぅ、「俺について来いッ」じゃあないでしょう。
「気絶させてでも連れて行く!」じゃねーだろが、置いてけよー。
どっちがどっちに言ってたのかは内緒だ。)
(なにを隠してなにを隠さないかの理屈がわかりません)(理屈じゃありません。)


戦争はそのくらい馬鹿にされてるのがいーと思うのですよ。
あっはっはっは、くーーーだらねぇな!(いろいろ)