第2話「誠の旗」



可愛い話に見せ掛けて、後半どかーんと。
(いつもと大して変わりませんが、頭の悪ぃ形容詞だこと。)


染め物屋さんの後家さんと、、、近藤じゃなくて、えーと、土方さんの淡ーい恋は可愛かったです、後家さんがねー。


「土方さんと私、なんかええことありそうな」


なんてぇコトを考えているのが、後から考えると、つーか、その時点で嫌な予感がひしひしでしたが。
だって≪新選組≫だもんねぇ。
関っても多分ろくなことにはなんねぇと、うーんうーん。




"04の『新選組!』(総集編第二部)で名前を覚えたわりと色男な芹沢鴨さんが、見事な狸さんでした。いや、中身の話じゃなくて、外見が。
あんなに狸さん(動物の狸は可愛いけど)だと、斬られても可哀想だと思えないじゃないですかとっても。おまけに行動が、ホントにただひたすら欲に溺れてるだけですし。
あ、腕は立つっぽいです。


ステレオタイプっちゃあステレオタイプかなぁ。
このタイプの話なら、古典的なほーがわかりやすくていいですね。
つっても、あっち見ちゃうとなんとなく引っ掛かるものがないでもないんですがねぇ、正直。ただ未来を考えず、ただ美食と女と酒に狂いたいだけ。
この時代に相応しいかどうかはなぁ。


うんまあ、わかりません。私には。
狂気と焦り、という解釈もあるのだよと、差し出されてしまうと、少しは考えてしまうのが自然かな、という程度の兼ね合いでいいんじゃないでしょうか。




近藤さんと土方さんは、せっせとそんな芹沢狸の下で、隊士を集めて訓練を施して、隊の決まりごとを制定して、と細々働いております。
だいたいどーも、この時点で明確な仕事が決まっておらんのですね。
とりあえず、見回りっぽいことをしてますが。


むしろ、芹沢狸さんつながりで公の藩(どこか知らん)とのつながりがなんとか維持されているくらいでー。
ああ、それで放り出したりとか出来ないんだな。なるほど。
だがしかし、芹沢狸一派の暴れっぷりはすざましく、悪評のあまり余所からも「大丈夫なのか」と聞かれてしまったり(善意)する始末。
酒代がないもので、あれです、商店から強請りたかりと。


ショバ代かー。
ヤクザさんと変わらないじゃないっすか。
しかももともと土地の人らじゃないんでしょ、うーん、厄介極まりない。




そんな中でも、黙々と近藤さんと土方さんは働いてます。
てゆか、近藤さんはなんかあった時に、土方さんのほうを見て「どーにかして」て顔をしているのは止めようよー。w
確かに狸と狐の化かしあいみたいのは苦手そーですが。


えーと、相手方は芹沢狸連合です。
狐は土方さんです、いやわりと色男さんですよね(てゆか、写真見ててもかなりいい男ですよねもともと)。
別に弁が立つわけではないんですが、なんか企んでそーです。
てゆか企んでます。




土方狐さんは、細々とした仕事の一環で旗を作ることとしました。


お侍の集団の旗は物々しくて嫌だなー。
などというようなことを染め物屋の後家さんは言うのですが。
一文字だけ。
「誠」の字で頼むという土方さんの注文を聞いて、ちょっと居住まいを正して、お引き受けしますと返したシーンとか好きですねー。


ベタはベタでもこーいうのは素直に良いですね。
ちょっと野暮を承知でいいますと、なんともいえない間が良かった。




ところが彼女が(何度か行き来をしたのですw)、狸の毒牙に掛かりー。
細々とした理由もありましたし、相手に刃を向けないのはともかくとして、、、なんか一言でも言ってやれよとは正直思いましたが。


近藤さんとラブラブしてんじゃねぇ...orz
(それはあんまりにも酷く語弊がありませんか。)


というところで幕(語弊そのままか)。
次回、狸さんの最期ー。